流浪の民になるまで
若いことを自慢したい
生まれたばかりの子供は自分が若いということを
アピールして生まれてくる
老いを美化するなんてありえない
人類はそれに悩んできたというのに
永久のものはない、儚く散る運命なのだ
なんて美化して若いということを忘れる
若いということは無力だと思われている
何もできないと思われている
それは老いの幻想だ
この世で一番異常なのは
若さを忘れることだ
若さを持った人たちが美化されたディストピアに
抑圧されることだ、迫害されることだ
だから、私たちは
老いを美化するこの世界に
老いを最高のものとする
老いのための楽園から逃げ出すことにした
流浪の民となって歩きだすことに決めた
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