ではいつもの時間、いつもの場所で

あなたに触れられるとふっと春が訪れる。

ガラス細工を触る時のような慎重さで頬に触れられてゆっくりキスされると、そこから命が芽吹き花が咲くように感じる。


それを片想いのようだとも思うけれど、

この関係は少しヒビが入るだけで壊れることを知っているから、

私達は限られた時間の中で逢瀬を重ねるのだ。

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