そして日常へ
いつもと違う風に畳まれた布団、きちんと整列した食器類。
そこにあるのは確かに君がいた証。
そこに温もりはもうないけれど、雪の結晶みたいに見える。
触れると溶けてしまいそう、なんて思いながらももう戻らなければ。
君が日常に溶けていた数日を夢のように思いながら、布団を敷いた。
明日は、仕事だ。
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