仕返し

(チョコレートをどうぞの続きです)


いつもなら3時間は居るお気に入りのカフェ。

今日は1時間経つ頃には、私の心は遠くに行ってしまっていた。


いつも通り本の世界に浸っている君に「ねぇ、もう帰ろ?」と言えば、目をぱちぱちさせた。


「良いけど早いね?」

「だって早く家に帰りたいんだもん」


3秒後、君の顔が夕焼けみたいに真っ赤になった。

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