日常

「つきあってください」

「つきあって何をしたいの?」

「一緒に日用品を買い物に行ったり、深夜に散歩したりしたい。なんでもない毎日に、君がいて欲しい」

「なるほど、それは素敵だね」


それから5年。

幸せが日常になって、大事なことを忘れて、

日用品を買う僕の隣には、もう誰もいない。

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