第34話 地元から出られない食文化

 なぜ、名古屋圏にしかないものばかり好きなのだろう。ちょっと離れると、鬼まんじゅうも、あんかけスパも、モーニング(ドリンク頼むとトーストとかついてくる奴)もないし、刺身醤油(さしみだまり)も味噌カツもない。

 県外の親戚の家で刺身食べるときに「醤油とって」と頼んで普通の醤油をわたされて「普通のしょうゆやん」て返したことがある。多分小学校中学年くらいかな。愛知にいたことがあるおじさんに教えられた時はショックであった。

 回転ずし以外で刺身系をたまりじゃなくて普通のしょうゆで食べるのに慣れるまで数年かかった。



 テレビでモーニングを特集してるのを見ても、違うそうじゃないと言いたくなることがある。あくまで、ドリンク(コーヒー)を一杯頼んだときにトーストやらゆで卵やら味噌汁やら茶碗蒸しやら焼き魚やらが付いてくるというのであって、850円とか900円とかだしたらそれはモーニングじゃなくてコーヒーとその一品のセットじゃねえかコンチクショウと思うのである。ワタシ心が狭い。


 ついでに言うと、なぜ東京にはマズイ喫茶店が生き残るのか、私には不思議でならない。ツイッターなどでマズイ喫茶店にあたった話とか読み過ぎて東京コワイ。


 名古屋圏ならコーヒーや推しているメニューがマズかったら口コミでボコボコになり即閉まる。数か月でなかったことになる。マズかったり、モーニングがしょぼかったり、それ以外のサービスがしょぼかったりすると

「なんだねあんなとこ行きゃーすくらいなら近所のXXでええがね」

という結論を出されて客が来ないのだ。なので、クソマズイとこはあんまり長く持たない。

 逆に言えば、そこそこ地元民が常連として朝からぎゃーすかしゃべってる店は安心。

 ちなみに、小倉トーストは個人的に好んで食べません。それと一宮市は都会ぶってると思う(実際近隣より断然都会であるが問題はそこじゃない)。



 名古屋圏から出るときには、あらかじめアマゾンで『つけてみそかけてみそ』とヨコイのソースと刺身だまりがあるかどうかを見なければならぬ。



 麩まんじゅうは全国にあるようなので安心した。麩まんじゅうで検索すると出てくると思うがさあ大口屋のホームページで「さんきら」を爆買いするんだ!うまいぞ!足は超早いが!

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