第11話 初恋
小さい頃からずっと一緒にいた幼なじみ
これからも一緒にいるものだと思っていた
手をつなぐことさえなかったが
欠かさずあいさつだけは交わした
軽く手を掲げ
微笑みかけてくれた
それだけで有頂天
会えるだけで
目の片隅に貴女がいるだけで
嬉しかった
一緒に帰った学校帰り
一生の思い出
異性として意識していたのは自分だけ?
今、貴女の隣に僕はいない
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