第10話 松永久秀、謀反

「俺は、俺の家来だけでも連れて、この場を退陣する所存!」


 俺の宣言に、その場にいた全員が目を丸くした。

 意外なやつが、意外なことを言う、といった顔。

 秀吉でさえそうだった。


 俺自身、こういった軍議の場で人に反論することはあまりなかった。だからこうして異論を唱えることには心理的な抵抗がある。


 しかし俺には見えたのだ。

 先ほどの、上杉軍の威力偵察のときに、秀吉がピンチになったように。

 このままいけば、羽柴軍が上杉相手の先陣となり、そして、秀吉の生命さえ危うくなるという瞬間が。


 転生して何十年。

 仮にも戦国で生き抜いた人間ならではの直感としか、言い様がないが。


「山田よ。お前さんが戦に消極的なのはいつものことだがよ」


 前田利家が、肩の力を抜いたような笑みを浮かべて、


「……ま、お前さんの意見にも一理ある。謙信は強い。引いても恥ではない。そう思うのも分かる。だが――もう、軍議は、戦いと決まったようなもんだぜ」


 ひとつひとつ言葉を選びながら、俺を説得しようとしてくる。

 もはや主戦論に定まったというのに、ここで自分だけでも引くと言えば士気に関わる。だからそんなことは言うな、と言わんばかりである。


 だが俺も、退くわけにはいかず、


「決まったようなもの、とはいうが、まだ決まってはいない。……そもそも謙信は前々から、能登、加賀を狙っており、この両国の情報や形勢を我らより熟知しているはず。――そう、加賀はいわば謙信の庭も同然。ここで戦うのはあまりに不利。せめて越前まで引き上げてから一戦に備えるのが上策と存ずる」


「引き上げたら、謙信はいきなり越前まで我らを追ってくるのか?」


 佐々成政が冷たく言った。


「来ないだろう。能登と加賀を完全に固められて、しばらく時を待ち、さらに軍備を固めて、その上で越前を攻めてくるのは必定。……そのとき、武田や毛利、本願寺らと連携でもされてみろ。織田家は滅びるぞ」


「まあ待て、佐々。……山田よ。お前が引くっていうからには、意味も無く退却するってことはないだろうぜ。なにか理由があるんだろう?」


 滝川一益が、優しげな声で、


「言ってみろよ。ここで撤退しようと思った理由を」


 俺は言葉に詰まった。

 転生者ならではのカンです、なんて言えるはずもない。

 歴史では羽柴秀吉が撤退するはずの戦いなんです、この流れはおかしいんです、とも言えない。


 しかし――

 俺はすぐに閃いた。

 俺は、そう俺は先の展開を知っている。だからこそ、言えることがある。


「じつは、松永久秀に懸念あり」


「松永弾正――」


 滝川一益と佐々成政が顔を見合わせた。

 じっと黙っていた柴田勝家と丹羽長秀も、眉をぴくりと動かす。


 松永久秀。

 戦国史を彩る梟雄のひとりとして有名で、いまは信長の支配下にある大名だが、かつては一度、信長に逆らったこともある人物だった。信長は久秀の器量を高く買っていたために、逆らった過去があっても許していたが、織田家中では久秀に心を許さない者も多かった。


 そしてこの久秀。

 実はこの手取川の戦いの直後に、謀反を起こす。

 俺はそれを知っている。だから、それを訴えたのだ。


「――そう、あの松永弾正久秀だ。あの者の動きがやや臭い。これは内密の話に願いたいが、松永は先月、佐久間信盛さんの下につけられ、石山本願寺攻めに参加していたのです。しかし、なにごとかを不服とし、佐久間さんの下から逃れて自分の城である信貴山城に戻ってしまったのだ」


「ほう、初耳……」


 織田の諸将たちはお互いの顔を見合った。

 先月から上杉攻めのことばかり考えていた柴田勝家たちは、石山の松永久秀のことまで知らなかったらしい。

 もちろん俺も、これは忍びなどを使って得た情報ではない。未来からの知識だ。

 俺は、さらに声を低くして、


「そして10日ほど前から松永弾正の信貴山城に兵糧や弾薬が運び込まれているのだ。むろん、それだけでは謀反の証とは言えないので、黙っていたが……」


「松永弾正が……」


「上杉や石山本願寺が織田と戦っているのを見て、再びあのこうもり大名が反旗を翻すことは必定。だから俺は、この場で謙信と戦わず、畿内に戻るのが得策ではないかと訴えているのだ」


「松永の謀反か。ありえる話だが……だったらそれを先に言えよな」


 滝川一益が、ちょっと拗ねたみたいな口ぶりで、


「いきなり自分だけでも退却するなんて言いだしたから、みんな驚いたじゃねえかよ」


「すまない。松永の反乱はまだ確定したことではない。あくまでも俺の直感でしかない。だから俺だけでも畿内に戻り、なにもなければそれで良し。謀反があれば松永を討つ。そういう腹づもりでいたのだ」


 我ながらよく言うぜ。

 とっさに考えついたにしては、それなりに理屈っぽいな。


「山田の言い分、あい分かった」


 柴田勝家は、重々しくうなずいて、


「然れども、織田軍は撤退せぬ。神砲衆の退陣も認められぬ」


「え。――な、なぜです!?」


「自分で言うたではないか、松永弾正の謀反はまだ確定したことではない、と。ならばその、起こるかどうかも分からぬ謀反に備えて、勝手に撤退するわけにもいかぬ。また仮に、本当に松永弾正が謀反をしたとしても、それに対処するのは上様(信長)と殿様(信忠)の役目である。上様たちが松永を討伐してくれようぞ。――上様から、退却せよという命令もない以上、我らはここを動くわけにはいかぬ。謙信とは戦う」


 柴田勝家、動かず。……

 もっともな論理だった。

 松永久秀がまだ謀反をしていない以上、それに備えて退くなんてできるはずもない。信長の命令もないのに。そう言われると一言もない。


 しかし、しかしだ。

 俺はなんとしても、秀吉を守らなければならない。

 未来に影響があるから、というのもあるが、最大の盟友たる彼を、失うわけにはいかないのだ――


 と、思ったそのときだった。


「では柴田殿。わしと弥五郎は勝手に陣を退かせていただきますぞ!」


 その秀吉本人が突然、退陣論を訴えだしたのだ。

 やたらと明るく、それも威勢のいい声で。

 これにはその場にいた誰もが――俺自身も、伊与も、竹中半兵衛でさえも仰天していた。


「な、なにを言っておるか、筑前――」


 柴田勝家も、さすがに慌てた様子だったが、秀吉はニコニコ顔で、


「弥五郎の申すことならば、間違いはないのでござるよ、柴田どの。弥五郎は商いの達者。その弥五郎が、兵糧弾薬の類、間違いなく松永の信貴山城に流れ込んでいると言うておる。ならばこれは謀反の証。――そうよな、弥五郎? 松永は謀反を起こすな?」


「あ、……ああ。俺の見立てによれば、必ず」


「ならばそれに備えて、軍を近江まで下げるべし。……上様は安土城の普請に、京の公家衆との付き合いがあり多忙。殿様(信忠)は岐阜や尾張の道普請に励み、明智殿は丹波攻め、佐久間殿は石山攻め。……ほうれ、元気いっぱいの軍がいま、畿内にはまるでおらぬ。ならば戻るべきである。……どうでござる、柴田どの。柴田どのもいっそ、一緒に越前まで戻るというわけには」


「それはできぬ。謙信相手に一戦もせずに加賀を去るなどできぬ!」


 場の空気とは妙なもので――いまや、上杉相手の戦闘論をぶちまけていた秀吉が、撤退論になり、慎重な態度を保っていた柴田勝家が、主戦論全開になってしまっているのだ。


「それもまた一理。柴田どの」


 秀吉は、にっこり笑うと、


「では柴田どのの軍はここに残り、謙信相手に勝利なさいませ。わしは弥五郎といっしょに近江に戻る。いいな、弥五郎?」


「お、おお!」


 流れが定まった。

 織田主力軍はこの場に残り、羽柴軍と山田軍だけが近江に戻り、松永久秀の謀反に備えることになってしまった。


 正解だ。

 これで歴史は史実通りになった。

 秀吉は柴田勝家と意見違いをして、撤退。


 確かにこれでいい。これで秀吉のピンチはなくなった。

 俺がずっと感じていた、嫌な予感もなくなった。これでいい。これで……


 俺と秀吉は、家来衆を連れて、加賀国から南へ、南へ。

 伊与が俺の近くで「やったな」とささやいた。俺は無言でうなずいた。


 竹中半兵衛が、じっと俺の横顔を見つめていた。どうされましたか、と尋ねてみると「山田どのの戦略眼に敬服しておりました」なんてさらっと言う。……本当はそんなこと、考えてもいない顔だぜ。竹中半兵衛、本当になにを考えているのか、ときどき分からなくなる男だ。


 そして、秀吉――


「よかったのか、これで」


 秀吉と馬を並べながら、俺は彼に語りかける。


「汝が言うたことじゃぞ。松永が裏切る、だから退け、と」


「それはそうだが、……」


「山田弥五郎の決断は、この羽柴筑前の決断も同様」


 秀吉は、明るい顔で、しかし真面目な声でそう言った。


「いつもそうだったではないか、わしらは」


「……そうだったな。……ありがとう」


「なあに……」


「しかし、上様に大目玉を食らうだろうな、俺たちは。……本当に松永が謀反しなかったら、どうする?」


「頭をかいてごまかすわい」


 秀吉はサルのように頭をかきながら、とぼけた顔をした。

 俺は思わず噴き出した。隣にいた伊与も笑い、竹中半兵衛でさえ顔を真っ赤にして、伏せた。蜂須賀小六もそうだった。……こういう天性の明るさが、まったく、秀吉が英傑たる証だと俺は思った。




「敵陣を前にして退却とは、えらい賭けに出たもんやねえ、アンタたち!」


 近江の長浜城まで戻り、山田屋敷でわらじを脱ぐと、屋敷内にはカンナがおり、碧眼を丸くして叫んだものだ。


「言うなよ、ちゃんと事情がある。それより水をくれ、喉が渇いた」


「わしもじゃ。どんぶりでくれ、どんぶりで、水を」


「藤吉郎さんは本丸に向かったほうがよろしいのでは……?」


 俺と伊与に混ざって、秀吉まで俺の屋敷にやってきたのだ。

 秀吉は手を振って、


「構わん、構わん。どうせ上様の使者が参って、怒鳴り散らしてくるに相違ないのだ」


「そらそうよ。羽柴軍と神砲衆が揃って離脱したことで、上様はもうカンカン。この屋敷にも使いの人が来たとばい。弥五郎はどこだ、筑前守どのはまだか、って、まさか隠してるんじゃないだろうな、なーんて……」


「これで松永弾正が謀反しなかったら、我らはみんな切腹だな。介錯は誰に頼むべきか」


「伊与ぉ、アンタ、わざとふざけてそんなこと言いよるやろ? 好かーん、もう!」


「なあに、なあに。……弥五郎が言いだしたことじゃ、必ず起きる。どんと構えておればよいのさ、どーんとな。……わしゃ、少し寝る」


 そう言って秀吉は、ぐうぐういびきをかき始めた。

 強い信頼だ。ありがたいことだぜ、俺は。こんなに秀吉から信用されて。しかし……


「せめて屋敷の中で寝ようぜ、藤吉郎……」


「ぐおおおお、んぐおおおおおお!」


 イビキは屋敷の外まで響いた。




 数日後、柴田勝家率いる織田軍が上杉軍と手取川付近で交戦。

 これはあまり大きな規模の戦いではなく、両軍共にそれほどの死傷者は出なかった。


 しかし、その戦いが起きるとほぼ同時に、松永久秀が織田家へ反旗を翻したのだ!


「山田の言うとおりになったか。全軍、越前まで戻る!」


 柴田勝家は越前まで兵を戻した。

 このため、手取川の戦いは、織田軍が完敗したように見えてしまい、世間はそう噂した。その噂を利用して、上杉謙信も「信長、恐るるに足らず」と世間に喧伝。結果的に言えば、織田は評判を落としてしまった。これには俺にも、無論責任があるが――


 しかし上杉軍との戦い以上に、松永の反乱は問題だった。

 このときの織田軍は主力が加賀や石山に貼りついており、信長と信忠の直属軍も、普請作業や、安土城の築城、楽市楽座令の業務があるためにすぐには動けない。――だからこそ、信長は、


「筑前と山田に使いを出せ。羽柴と山田の連合軍で松永を討つ!」


 そう叫んだ。

 こうして、俺と秀吉の罪は事実上不問とされた。

 羽柴秀吉、羽柴小一郎、竹中半兵衛、蜂須賀小六、山田俊明、堤伊与、石川五右衛門、忍びの次郎兵衛などを中心に10000の兵が信貴山城に向かう。


 途中、美濃から織田信忠7000が。安土からは信長の直属軍8000が。さらにさらに、他国からも加勢として明智光秀や佐久間信盛。加賀から急ぎ、戻ってきた丹羽長秀らも加わり、それら加勢軍がどんどん加わることで、総勢40000近い軍となり、松永久秀を攻めたてたのである。


 信貴山城は名城である。

 さすがの織田軍も、当初は攻めあぐねたが、そこへ明智光秀が提案した。


「伏兵を忍ばせるのは、いかがでござろうな。……」


「伏兵を?」


 この戦いの総大将である信忠が、眉を上げた。


「左様。まず、石山本願寺の兵が着ている服を用意する。そしてその服を兵に着せたうえで、本願寺からの援軍として松永に近付くのです。その後、頃合いを見て、兵に反乱を起こさせるのです」


「なるほど、上策じゃ。さすがは明智十兵衛よ。よし、兵と服をすぐに支度せよ」


「お待ちください、殿様」


 そこで手を挙げたのは、――俺である。

 光秀の話を聞いていて、さらに思いついたのだ。


「その伏兵には、この神砲衆が持っている火縄銃を持たせてはいかがでしょうか。見た目こそ普通の火縄銃とそう変わりませんが、銃身にちょいと細工をしている鉄砲がございまして。とても威力が高い。……こんなこともあろうかと用意していたのですが」


 銃砲の砲身の中に、らせん状の刻みを入れた、俺の作った特製火縄銃だ。それに合わせた弾丸も、もちろん作った。連装銃やリボルバーと違い、ぱっと見た目は普通の銃と変わらないので、こういった隠密行動にはもってこいなのだ。


「なるほど、さすがは山田弥五郎だな。よし、では山田の策も用いる。伏兵には山田の火縄銃も持たせよ」




 信忠がそう言った瞬間、明智光秀と竹中半兵衛の目がきらりと光った。




 信貴山城は、落ちた。

 織田軍が大軍だった上に、戦いの土壇場で、城内に潜り込んでいた明智光秀が用意していた伏兵が活動開始。俺の与えた特製火縄銃が火を噴くことで、敵に大打撃を与えたのだ。松永久秀は死んだ。


「本来であれば、最低でも謹慎を申しつけるところだが」


 安土城に呼び出された俺と秀吉は、信長に向かって土下座をしていたが、


「信貴山攻めに功あり。よって羽柴、山田、ともに加賀の陣払いについては不問と致す。より励め」


「「ははっ!」」


 俺と秀吉は平伏しながら、お互いにニヤリと笑った。




 さて、この話にはもう少しだけ続きがあり。

 ここから先は、俺があとから、五右衛門と秀吉にそれぞれ聞いた話なのだが。


 信貴山城が落城する寸前、五右衛門は城内を単独で走り回りながら、短刀を振るい、松永兵を斬り捨てまくっていた。


 目標はこんな雑魚ではない。

 松永久秀が持っている、天下の名器として有名な、平蜘蛛茶釜だ。


(あの茶釜をうちがいただけば、羽柴と山田の名が上がる)


 五右衛門は松永久秀のいる最上階までやってきたが、そこで彼女が目にしたものは、大量の火薬を背景にして、右手に火のついたタイマツを、そして左腕で茶釜を抱き、あぐらをかいている久秀の姿であった。


「あ、あんた、松永久秀だな!?」


「娘。……この茶釜をいただきに来たか。そうはいかん。これはわしが冥土まで持っていく」


「こら、よせ、馬鹿! おい――」


 久秀は、たいまつを火薬に向かって放り投げ――


「させるか!」


 五右衛門は短刀を、棒手裏剣のごとく投げつけた。

 短刀は久秀の右手に突き刺さり、たいまつは火薬に落ちることなく、床に落ちた。「ぐう……」とうめきながら、久秀はたいまつを手に取ろうとしたが、五右衛門はさらにもう一本、短刀を取り出し、


「弾正殿、御免!」


 その短刀で久秀の喉元を切り裂いた。

 鮮血が飛び散り、久秀は絶命した。

 しかし、


「あ。……あーあ」


 久秀の身体が前に向かって倒れたため、持っていた茶釜は真っ二つに割れてしまった。しかも、火のついたタイマツがゴロゴロと転がってきて、茶釜にのっかってくる。五右衛門は慌ててタイマツを手に取り、火を消したが、


「おいおいおい、……あーあ、不覚だぜ。五右衛門ともあろうものが」


 こうして平蜘蛛の茶釜は、割れた上に一部、焦げてしまったのだった。




 五右衛門は、割れた茶釜をとりあえず秀吉に託した。

 秀吉は頭をかきながら、信長にその茶釜を献上した。――信長は以前より、松永久秀の平蜘蛛茶釜を欲しがっていたのだ。


 信長は、割れた茶釜をじっと見つめていたが、


「この茶釜、なおせそうじゃな。山田にはできんか?」


「さ、さあ、どうでございましょう。武具の扱いならば天下一でござるが、茶器となると」


「まあ、よい。山田ほどのものを茶器に使うのももったいない。……多羅尾光俊たらおみつとしが手先器用な家来を抱えておったな。そちらに任そう」


 と、信長はまるで別の家来の名前を出しながら、


「しかし筑前、釜はこうなったがようした。その心意気、けなげである。……そこで手取川の件をさらに挽回する機会をそなたに与えよう」


「は。……ははっ」


 秀吉、平伏。

 信長は声を甲高くして、秀吉に向かって告げたのだという。


「羽柴筑前、そちに毛利攻めの役目を与える。心して励め」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る