「大秦王安敦」はだれか?




















大秦王安敦は、ローマ皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌスもしくはアントニヌス・ピウスに比定されている人物。

後漢時代、大秦王安敦の使者が日南(現在のフエ付近)に到着し、象牙、犀角、玳瑁タイマイを献上したとのこと。


ローマの皇帝がシルクロードを使って、後漢の皇帝に使者を送ったとばかり思っていたが、全然事情がちがった。

献上品からすると、アフリカかインドから、朝貢目的で来た偽者だったのだろう。

なお、朝貢をすると、献上品以上の見返りがもらえるのだが、日本は調子に乗りすぎて、しばらく来るなと言われたりしている。


参照:山川詳説世界史図録(第3版)

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