「蒐集」は鬼門
しゅうしゅう。
あつめる。現代表記では収集とも。
蒐の解字は、艸に鬼。
鬼の字音はキ(gui)のみで、蒐はシュウ(sou)としか読めない。艸はソウ(cao)。
鬼の解字は「死者の魂」だが、そこから派生した字義が、蒐の字義とつながっていない。
蒐の字義は、
①
②かり
③あつめる
④かくす
⑤かぞえる・しらべる
⑥さがす
薬草のあかねから、他の字義が派生したか。
現代では、蒐集の代わりに収集を使う場合がある。
収はあつめるに近い意を持っているが、蒐に比べると、強制的なイメージが強い。
初見で、蒐集をキシュウと読むのは、人として自然のように思う。
それをもの知らずと非難する際に、なぜ蒐をシュウと読むのか説明できない者は愚人である。
中国で、鬼は一般的に幽霊・亡霊を指すが、正体のよくわからない蒐という漢字は、まさしく鬼。
※コメント欄でヒントを頂いたので、追加で考えたことを欄に書いた。
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