新潮社

 新潮45が休刊に追い込まれました。


 売上が上がらなくて、過激な特集を組んだ結果と判断しているのなら、判断が甘かったと言わざるを得ません。


 LGBTの人数は、ある発表では、五人に一人だとされています。

 これは同性愛趣向だけではなく、女装趣向、男装趣向の異性愛者も含まれる比率だと思いますが、かなりの数です。


 クラスや仕事場の五人に一人がそうだとすると、三十人いるクラスや事務所では六人の人がLGBTのいずれか、或いはそれに準ずる人であるということです。


 新潮社はその数を把握していなかったために、こんな騒動になるとは思ってもいなかったのでしょう。


 更に、杉田水脈氏の「生産性がない」という言葉は、不妊に悩む夫婦の不評を買わざるをえませんでした。不妊じゃなくても経済上の理由から子供が作れない人が数多くいるのも見落としていたようですね。


 結局、LGBTの二十パーセントの反対を見積もって、安全域だと思っていたようですが、完全に見積もり違いでした。


 恐らく、日本国内でも半数以上が反感を持っていたんじゃないかと思います。

 これが、世界の批判となると、新潮社は完全に潰されるでしょう。


 しかし、あえて言わせてもらいますが、新潮社や、この角川のような大手出版社というのは恐ろしいほど沢山の編集部があり、その編集部間では殆どコミュニケーションがありません。

 勿論、個人的に仲が良くなることはありますが、他の編集部に対して口出しすることは一切出来ません。

 編集部と言っても、雑誌部門や文芸部門、一般書籍部門などの部門があり、その下に報道、文芸、絵画、週刊報道、グルメ、旅行等のジャンルがあるのですから、編集室に所属する人種もかなり異なってきます。


 角川のウェブ文芸部門(たいした部門ではないようですが)も、このサイトのジャンル別に分かれていると思います。


 これだけ大きな出版社になると、お互いに名前も顔も知らない場合が殆どです。


 まだ新潮社へのバッシングは続いているようですが、関係のない部署へのバッシングは止めて貰いたい。


 杉田水脈氏を擁護する記事を載せちゃったのは、まずかったですね。

 社長が処分されたのも、その辺でしょう。

 その前に、あれだけ問題視されていたのですから、注意すべきでしたね。


 それにしても、杉田水脈とかいう時代錯誤の人を推した人ってどんな人なんだろう?

 寧ろそっちの方が問題あるんじゃないでしょうか?


 有権者も候補者に対して、良く見ておかなければならないかもしれませんね。

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