知識と心の動き
いつもお世話になっております。
今回のお題は、ちょっとマイナー所の
「マリーの部屋」
になります。
この話は「クオリア系」に属する話です。少しややこしいかもしれません。
この思考実験の内容は、下記のようになります。
白黒の部屋の中で産まれ育ったマリーは、今まで外から出たことはありません。
そんな彼女の専行は神経生理学であり、目に入る色彩、青や赤などの色に関する知識を完璧理解しております。
さて、色という概念を知り尽くしているマリーが、白黒しかない部屋から出た時、彼女は何を思うのか?
彼女は初めて見た色彩から何か新しいことを学ぶのか?
と、いった感じです。
要は事前知識を持っている状態で、実際の事象を体験した際に感動するのか。
心の動きがあるのかどうかを表した思考実験です。
何か、凄くややこしく思うかもしれませんが、この実験の目的事態は凄く単純です。
この実験で求めているのは人間の中にクオリアが入っているか? ということを確かめるものです。
もし、何かを感じて、クオリアが入っていると自覚すれば、この世にある真相は科学や物理学だけでは解明出来ないのだ!
と、また物理学嫌いのひねくれた心理学者が唱えた仮説です。
もちろん物理学者から総叩きにあいました。
それ、マリー氏が「わー、色ってやっぱり超きれい!」って言って感動するだけで、マリー氏が何か新しいことを学ぶことないだろjk
と、常識的に丸め込まれてしまいました。
そりゃそうだ。
知的好奇心だけが感動ではない。
感動にはいろいろあるのだから。
「文字媒体の知識」と「五感で得た知識」は確かに違うが、入手ルートが違うだけで中身は一緒ということになる。
つまりマリーは、本物の色を初めて見た時に新しい知識は得ることは無いが、感動する感情はあるかもしれない。
という結果でまとまっている話が多い。
つまり知識と心は別ものなんだということになる。
この思考実験は、名のある実験の中でも物
理学者が完全否定したある意味珍しい思考実験として残りました。
ちゃんちゃん。
短いけどこれで終わりです。
面白い内容なんですけど、よくよく考えちゃうとそうだよな物理学者の意見に頷いてしまう側なので、これ以上言えません……
悔しちぃ!!
でも、私はこの実験って我々一般人がクオリアに触れやすい良い実験だと思います。
昨今ではインターネットの発展に伴って、事前情報を入手しやすいとは思います。
物を買ったり、旅行の前だったり、あと冒頭に出た物語の概要を知るためにとか……
しかし、事前情報とその物は噛み合っていたかどうか。最近それを感じることが多い気がします。
SNSでの炎上騒動の野次馬なんかも、概要を知って荒れる人がいて、本質を知っている人に指摘を受ける。
なんて絵面が最近多いと思います。
商業ゲームの炎上なんかも、ゲームを買って遊んだ人と遊んでいない人とで意見が噛み合っていないなんて典型例ですね。
何て言うか……いろんな人はいますけど、理論や情報だけで物を話すのは、確かに良くないなと私は思ってきます。
私も心理学や物理学の専攻ではない哲学が好きなだけの一般人ですし、今更偉そうなことは言えません。
でも、もしネットを見ただけで知ったつもりになるのなら、きっとその人は行き詰まってしまうでしょう。
外へ出て、自分の五感で感じるのも悪くないと思います。
さて、この「マリーの部屋」をどう物語に活かすかというと、私も挑戦しましたが非常に難しいです。
例が全然思い浮かばないのです。
たぶん「理論」と「現実」2つぶつかり合いが物語になるのかな……
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
(例えば)
とある田舎の高校で「人気RPGゲームの炎上騒動」で喧嘩する二人の男女がいた。
男子「プロデューサーの好きな声優を持ち上げるためにシナリオねじ曲げて、ヒロイン笑をマンセーするように作り替えられたクソゲーじゃなねぇか! このシリーズ終わったな。ま、買わなくて正解だったわ!」
女子「ざけんな! 私は楽しみ過ぎてフルプライスで買って満足してるのよ! 確かに設定に粗が多いけど、ゲームとしてはちゃんと遊べてキャラクタに魅力があるの! ネットの表側の評価だけで物事決めんじゃねぇぞごらぁ! 半年ROMってろ」
いつも人目を気にせず喧嘩する二人は次第にお互いの意見を受け入れようになっていく。
男子(買ってやってみたけど、序盤めちゃくちゃ面白いじゃん……世界観に設定とか、今後凄い期待できるのに、これで徐々にネットの評価みたいになるのかよ……嫌だあああアリーシャが酷い扱いされるの嫌だあああ!)
女子(アニメ化キター!! アイツが、言ってた通りストーリーは酷かったけど、ちゃんと公式が救済してくれたー! アリーシャ可愛いいいい!! アリーシャカッコいい!! アリーシャ最高!!)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ダメだ話が脱線する。
それと使い回しはよくありませんね。
マリーの部屋に挑戦した小説。
貴方も是非お試しあれ!
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