この世界は現実だ。人々はそう信じている。
いつもお世話になっております。
またしばらく間が空いてしまい申し訳ございません。
今回は第二回アンケートの結果、
「シミュレーション仮説」
の解説にしました。
フフフ、私の大好物な懐疑主義の内容です。
さて、これから話していくこの「シミュレーション仮説」ですが、実は結構最近に出来た仮説だった思います。
し・か・も、私の大好きな証明不能問題!
我ながらワクワクしてしまいます!
数々の有名映画やゲームや漫画、小説なんかにもこの仮説を舞台にしたものが多くあったはずです。
web小説業界でも、よく作品なんかのテーマとして使われるのではないでしょうか。
2017年頃から
議題内容は、今の世代の人は非常に想像しやすいのではないかと思います。
それは何かというと、
この私達のいる現実が、本当はコンピュータの世界である可能性があるという話なんですよ。
ふぇ? と思われる現実主義な方もいると思うので、まず外側からの話をしましょうか。
例えば貴方は友達から面白いよと進められたゲームをやることになりました。
あ、友達がいないは無しでお願いします。
そのゲームは「地球シミュレーター」という地球を作るゲームだった。
地球を作り、生物を作り、そして人間達をコンピュータの中に作っていく箱庭ゲームだったとする。
さて、ふと気になることが出てきます。
擬似的に作り出されたこの地球。このモニターの中の世界に作られた人類達はデータでしか存在しえない架空存在です。
でも、このモニター越しの地球に住む人達は、そこが現実だと思って暮らしているのです。
でも、誰かしらが気づくのではないだろうか? データの中とはいえ70億人以上が住んでいる設定なのだから、この世界がゲームの中であることに気づいてもおかしくない。
しかし、この答えは「あり得ない」のです。
理由はいくつかあります。
一つは一般用のゲーム機のスペックでは「この世界がゲームの中の世界」であることに気づける程の思考がデータ上の生物では思い付かないことです。
我々の様に違う視点から物事を考えられる程の思考ルーチンが作れないのです。作れたとしても、ゲームの中に組み込むと容量オーバーになってしまうのです。
つまり、このゲーム内世界は、容量に限界があるのです。
もう一つは、ゲーム内の
お!
まあつまり、ゲーム内キャラクタ達は、ゲームに何かのバグがあっても変だと思わないのです。
いえ、気づけない現象としてのルールが出来ていると言った方が良いかもしれません。
他にも違うエリアに移動してロード画面を挟んでも気にしないし、ポーズボタンで動きを止められても気づけないのです。
そして、猫に電源を抜かれて唐突ゲームがシャットアウトしても、ゲーム内キャラクタ達は自分達の世界が落ちたことを知ることが出来ないのです。
もし、ゲームが悪い方向に進んだらセーブ&ロードでやり直し、良い方向に進めますがやり直されたことすらキャラクタは気付かないのです。
他にもまだまだ沢山要因はありますが、「考える力の限界」と「ゲームの仕様を隠されている」この2つが、ゲーム内キャラクタ達がゲームの中であることに気付かない理由です。
こんな感じで、ゲームの製作者がキャラクタ達に制限をかけています。制限というか、不必要な要素なので除外しているのです。
何で制限をかけているのかですか?
それは簡単です。
このゲームは地球のシミュレーションゲームであり、買ってくれた人達に楽しんで遊んでもらう為に作られたからです。
目的は、このゲームのキャラクタがゲームの中の世界だと気付く必要がないからです。
だってそうでしょ?
有名なFFやドラクエにテイルズだって、突然パーティーの仲間が「ここはゲームの中の世界だ」って気付いて、プレイヤーに嫌がらせしてきたらストレスが溜まりますよね?
特殊な性癖の人しか楽しく遊んでくれなくなってしまいます。
だからゲームの作者達は、キャラクタ達が気付くことを想定せず、絶対にわからないように作っているのです。
これが「シミュレーション仮説」を外から見たものです。
作り出されたゲームの世界は、根本的にゲーム機あるいはコンピューターのプログラムで制御された世界だからこそ、ゲームの中の住民は、そこが現実であり我々がいるこの「本当の世界」に干渉できないのです。
私達の生活にある空想世界を作り出すゲームや漫画、または小説などの「娯楽」というものこそ、目の前にある身近な哲学なのです。
さあ、ここから本題です。
この「シミュレーション仮説」を唱えた哲学者はあることを言いました。
この世界がコンピューターゲームの世界の可能性がある。
我々は宇宙シミュレーターというパソコンの中に入ったプログラムを実行したデータ、つまり電子データの中に住んでいる虚構存在である。
と、その人は言いました。
この世界はゲームの世界である。
随分と馬鹿げた話だと思います。
もちろん他の物理学者達から多く否定的な意見が上がりました。
そもそも我々はゲーム世界の住民のように決まった思考パターンではなく、多岐にわたる行動を行える。思考を縛られていないのだ。
世界における不可解な現象は物理学で全て説明を行うことが出来る。今後更に科学発展すれば、全ての物事を解決出来るのだ。
そもそも無限に広がる宇宙が実在するこの世界をデータ化し、更にこの鮮明に移るこの世界の動きをコンピューターで再現するとなれば、天文学的数字の超高スペックPCでなければ不可能だ。
物理的にそんなコンピューターを作ることが出来ないのである。
そう、PCを作った仮想空間をもってしても我々のような本当にリアルな世界が作れないのだ。
故に、我々のこの世界がゲームの中ではない、唯一無二の存在である理由なのだ。
……
今の人類はそう考えている。
多くの人達は、自分達が本物の世界で生きていることを疑わない。
科学はビッグバンから我々の宇宙は始まったと唱えた。
教祖なら神が世界を創ったと唱えた。
誰も、自分が今ここに居る世界を疑うことを知らないのだ。
いや、本能がしないようにしているのかもしれない。
自分達の世界は完璧なリアルであることを信じ続けている。
私の言うことが馬鹿馬鹿しいというのなら、1つ思い出して欲しいことがある。
シュレディンガーの猫を覚えているだろうか?
前回取り上げた、かなり有名な思考実験だ。観測するまで結果が収束しないというやつだ。
その正体は「二重のスリット実験」だった。
もっと詳しくこの実験の話をすると、光の波長を「見た時」と「見なかった時」に光が意志を持ったように動きを変えるのだ。
量子力学の大きな謎の1つとして有名な現象だ。
でも、こう考えられないだろうか?
データの簡略化だ。
この世界はピクセル数では表現出来ない程鮮明な画質を私達に見せてくれる。
その情報を一人の人間の周囲360度全て動かす必要性が果たしてあるだろうか?
誰も観測していない背景を鮮明に映す必要性はなく、この「二重のスリット実験」の状態が、少しでも画質を軽くする為のデータ簡略であるとしたら……
……
もう1つ、面白い情報がネットに落ちていた。
それはこの世界に「処理速度の限界値」が存在するのだ。
この世界のエネルギーが何でも無限に存在するなら、限界値なんて物は存在しないだが、その情報は限界値をこう表していた。
それは光と時間の関係だ。
秒速30万キロメートルの光がこの世界の最速とされており、有名な相対性理論によって速ければ速い程、時間の流れは遅くなるのだ。
もし私達が光の速度で動けたとしたら、秒速30万キロメートルの時間をほぼ停止させた状態で動ける訳である。
それよりも、もし速く動けるなら停止した時間の裏側……つまり過去方向に突き抜けることが出来ると言われている。
しかし、それ以上の処理能力はこの世界き存在せず、光の速さもまた時間という概念を飛び越えることが出来ないのである。
これは、何故なのか。
どうして、世界最速が存在してもこの世界の時間を越えることが出来ないのか。
つまり……それが世界の限界なのである。
我々の住む、無限だと信じたこの世界のメモリが反転しない為の……オーバーフローしない為の最大スペックであり許容限界なのである縲
シミュレーション仮説は馬鹿げている。
世の中の量子力学の矛盾なんてものは、まだ人間の技術がその領域に達していないだけだ。決してこの世界バグなんて存在しない。いずれ私達人類の、未来の誰かが解明してくれるはずだ縲
しかし、もしシミュレーション仮説が本当であるならば、この世界の矛盾が全て解決する事実が存在する
縲
二重のスリット実験も、
シュレディンガーの猫も、
世界五分前仮説も、
パラレルワールドすらも、
全ての哲学やパラドックスが説明出来るようになる。
だから私は、ここに世界の真実を記す。
この世界は、誰かが起動したゲームの中の世界であ縺薙?荳也阜縺ッ繧イ繝シ繝?縺ァ縺ゅk縲りェー繧ゅ◎繧後r菫。縺倥h縺?→縺励↑縺?h縺?↓
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