お手軽、黄金の回転エネルギー
こんにちは!
それではここから本格的な思考実験の議題に入っていきますよ! あ、でも肩の力は抜いてください。
今回は面白い話題です。癒し系です。
議題の名前は
「バター猫」
です。
前のページの内容ですが、ようは必ず地面に着かない物同士をくっ付けて落としたらどうなるかという「矛盾」を指摘した問題です。すなわち今回は「パラドックス系」の話になります。
考えてみましょうか。
トーストがバターを塗った面から着地しようとすると、猫は背中から着地しないようにひっくり返ります。
しかし、トーストはバターを塗ってない面から着地しないように、バターの面を下にしようとひっくり返ります。
ですが、猫も背中から着地しないように――
これ、ずっと着地出来ないまま猫とトーストは回り続ける奴です。
イメージとしては、二つの磁石を無理やりS極同士を組み合わせてN極を外側にした物をN極に近づけたらどうなるかということです。
相容れない二つを組み合わせた結果、回り続ける永久機関となり、結果が収束しなければ着地することのない「反重力物質」が産まれてしまいました!
何てことでしょ!
私達は大発見をしてしまったのかもしれません。これでいろいろなエネルギー問題や、もしかしたら空飛ぶ車も夢ではありません!
こんな手軽に凄まじいエネルギーを手に入れられる何て、良い世の中になりましたね。
よく大型ロボットものにありますが、どうやって膨大なエネルギーを手に入れるんだといわれます。大概は核融合がどうたらって話になりますが、これの方がお手軽でエコロジーなので環境にも優しいです。
へ?
猫が先に落ちるだろ常考?
ロボットがそんな非現実的な物で動かないだろ?
待ってください皆さん!
確かにバター猫を本当にやったら、がっかりな展開になるかもしれません。
でも、私達作家は何を扱う達人か知ってますか?
フィクションですよ。
バター猫だって理論上の存在で、
フィクションですよ。
冷静に考えると巨大ロボットだって、
フィクションですよ。
もしかしたら私の存在だってカクヨムの運営が作り出した、人工知能搭載された文章製作機かもしれない、
フィクションですよ。
物事は面白い方向に考えましょうよ!
何でも否定的するのはよくありません。バター猫が実在するシリアスロボットバトル小説があっても良いじゃないですか。
実際バター猫だって、哲学者達が反笑いで作った奴ですからね。たまにはこういう癒しがあっても作品としてはありですよ。
シリアス系のシナリオってこういうギャップが凄い魅力になりますし! ノリと勢いで行けますよ!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
(例えば)
主人公「おい、博士! 街で巨大ニワトリの野郎が暴れてるんだぞ!」
博士「大丈夫。もうすでに手は打っておる。ニワトリ対策巨大ロボット、メカニワトリじゃ!」
暗幕開かれると銀色のボディーに黄色く鋭い目を取り付けらた鋼の丸っこい塊が露になった。
主人公「すげー……本当にこんなの動くのかよ」
博士「ああ、動くぞい。この新開発のバッテリーを入れればな」
猫「ニャーオ」
博士は徐に、バターを塗ったトーストと三毛猫を取り出した。
博士「バター猫って知っとるか?」
主人公「知らん」
博士はバター猫について詳しく話した。
博士「つまりじゃ! マーフィーの法則によってこうなるんじゃ! そい!」
博士は猫の背中にトーストをガムテープで張り、空中に放り投げた。
すると、猫とトーストから周りの光が吸収されていく。
猫「ニャ……シュバババババババババババキュイキュイキュイキュイキュイキーーーーン!!!!」
回転速度が増していき、発光しながら宙に浮いていた。
主人公「す、すげー……まさか猫とトーストだけでこんなことが……」
博士「カッカッカ! ワシの理論に間違いなどない! さあ行くのじゃ! 町の平和は、お前かかっとる!!」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
とりあえず、シリアス方面は無理ですね。
ここまでコメディよりの哲学もそうそうないように思えます。
以外と応用性のある議題だと個人的には思いますが、雰囲気はどうしても明るい作品に限られそうな気もします。
因みに、トースト同士を重ね合わせるのは禁止です。よろしくお願いします。
次こそは、真面目な思考実験っぽいものを上げようと思います。
せっかく何で、時間ものの奴にしたいなー。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます