あいさつとこの創作論の解説

 いつもお世話になっております!

 私はカクヨムにて小説を投稿しているSF作品が好きな バンブー と申します。


 さっそくですが、前のページでワケの分からない問題が出てきたかと思います。

 皆さんは自分の意識(自我)の場所をお答出来ますかね? 

 いろいろ思うところはあると思います。


 例えば、


・脳 ← ほぼ人間を制御してますからね。

・心 ← そう、私達には感情という心ありきです。

・心臓 ← なかったら死にますからね。

・魂 ← 死んだら出てきて、あの世に行きますからね。

・電気信号 ← とても合理的で素晴らしい答えです。



 いっぱい意見が出てくるとは思います。さあ、どれが正解なのか。

 正解は……



 私にも分かりません!



 専門家の人達や偉人の方々も一緒懸命考えており、100%の納得出来る回答は現状出ていないはずです。

 たぶん医療技術の進んでいる今現在では、脳が生み出した電気信号の集合体が我々の意識の根元というものが有力でしょうか?

 つまり私達は電気で動いていると同じです。

 魂とか心なんて物は存在しません。

 貴方の喜びや悩みなどの感情は全て整理現象です。

 一般的に言えば、この世の中に生きる私達含めた全ての生物は良く出来たロボットなんですよ!


 ……


 自分がロボットだと思いますか?

 今これを読んでいる貴方は、貴方の感情が全て微弱な電気の集合体である何て思えますか?

 自分に魂が、本当は無いと思いますか?


 それを否定する人も、逆に肯定的する人も、違う意見を出す人も沢山います。

 この多くの意見の塊こそ「哲学」というものだと持論ですが思っています。


 そして私達ではその解は見つからず、本当の答えは神にしか分からないのです。

 ……まあ、神様が本当に入ればなんですけどね。



------------------------------------------------------


 さあ答えを模索していくと、深淵が見えて長くなりますから一旦置いておきましょう。

 ここからがこの創作論の本題となっております。


Q. 貴方の意識が何処にあるのかを答えよ。


 ↑の哲学的な議題。小説のネタになりそうじゃないですか?


・物語のテーマはこの質問内容

・この疑問に対して様々な意見、賛成派や否定派や中立等で登場人物の役割分担。3人位は作れそう

・世界観は自分の好きなもの入れる(現代とか未来とか過去とか異世界とかetcetc.)


 これで一つ物語の原形が出来ました! 後は皆さんのオリジナルキャラクタや話の肉付けすれば出来ますよ!

 今パッと浮かんだ物語を書いて見ましょうか。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


(例えば)

 ロボットとロボットを作った博士の物語。ロボットは賢くいろいろなことを覚えていく内に、博士を含めた人間達も仕組み上ロボットと一緒であることを主張し始める。

 博士はそれを否定し、人間とはなんたるかを追及していく。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


 ほら、ありきたりですけど、すぐ出来ました!


「ね、簡単でしょ?」


 え? 簡単じゃない?

 表現力が?

 描写力が?

 文章力が?

 キャラ付けが?

 暗い話がいや?

 世界観が?

 読者の需要が?

 異世界転生じゃなきゃヤダ?


 そういうのは他の人の創作論を読んで下さい!

 ここはアイデアを提供する創作論! 筆が折れそうだったり、伸び悩んでいる作者向けの作品です!


 え? それでも無理?

 哲学は難しい?

 勉強みたいに頭が痛くなる?

 中二病みたいで痛い?

 自分の作風と合わない?


 バカモーン!!


 哲学はな! 頭が良くなくても出来るんだよ!


 だって正解なんて無いのがテーマなんだから、

 自分に主張がなかったらネットに他の人の意見がゴロゴロしてるんだ! それをリスペクトすれば良いの!

 頭で考えるな!

 心で感じるんだ!


 つまり


 哲学というのは物理学ではなく人間の理性で解釈されたものです。

 哲学を題材にすると100%為、どんどん議論内容が膨らんでいきます。互いにの主張のぶつけ合いはそれぞれのキャラ付けと信念を形作り、物語の中だけではなく作品自体が物事の真に迫っていきます。

 それはいわゆるフィクションに求められるリアリティーが生まれるのです。

 作品の深みを出す素晴らしいお題、それが哲学なのです!


 あ、しかし哲学は真理を追求する学問なので、さっき私が言った「自分の答えがあっていると主張すること」が、絶対ではありませんよ。

 間違っていたら素直に直すことも重要です。

 ただ、その間違いも本当に間違いなのかを考えて下さいね。



 哲学や思考実験は難しいとか、訳わからないとかよく言われます。それは、ネットや本を書いてる人達が難しく書いているからです。

 異世界ファンタジーよりもっと身近な疑問点として我々のすぐ側にあるもの。実はそれが哲学なのです。

 寧ろ私達の世界に一番近いファンタジーと言っても良いのではないでしょうか?



 ……哲学と物語の相性の良さ、何となく分かって頂けたでしょうか?

 もうこれで分からない方がいたら、諦めてこの作品の続きを読むしかありませんね。

 私が一生懸命哲学や思考実験の面白さ、問題点、心理への深みをたっぷりすっぽりその身体に染み込ませなければなりません。


 大丈夫です。

 哲学を取り扱う創作論ですが、深く言及する内容ではございません。

 広く浅くをモットーに、面白い所をお茶らけながら内容をピックアップしていきます。

 間違えた解釈をすることもありますが、どうか許して頂ければと思います。


 それではさっそく、私達の住むこの世の深淵を覗きにいきましょう!



 と、話を始める前に、皆様の安全を守るため哲学における緊急離脱呪文から取り上げていきましょう!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る