終焉のアタラクシア ―キミを救うために来たんだよ―
灰都とおり
《登場人物》
◆
ゲーム三昧で妄想の過ぎる中2男子。ひねた性格だがやるときはやる(?)行動力を示すことも。廃ビルで出会った少女・
◆
勒郎を救いに来たと話す転校生の少女。一人称は「ボク」。
世界の
◆
勒郎の幼馴染みの少女。一人称は「あたし」。
黒縁メガネに切れ長の目、おかっぱにした髪はクセっ毛のために少しはねている。勝ち気なタイプだが、プライドが高くて友達は少ないらしい。勒郎にはいつもつっけんどんに接するが、学校に来ないのを気にしているそぶりもあって微妙な距離感を保っている。ノートに自作のマンガを描いていて、ひとりでいることも多く、教室ではやや浮いている。弟がひとりいる。
◆深石
勒郎の幼馴染みの少年で、数少ない友人のひとり。
いつも涼しげに笑う爽やかな性格で、背は高く、顔も頭もいいという、勒郎とは真逆の高スペックキャラ。大人びた雰囲気のせいで、周囲からは少し近寄りがたく思われているところも。
◆平沢
勒郎の通う中学校の図書室に勤務する女性司書。一人称は「あたし」。
縁の赤いメガネの奥で悪戯っぽく笑い、愛情表現めいたからかいで勒郎を手玉にとる(一部の)中2男子にとっては憧れのキャラ。勒郎は「気を使えばそれなりの美人になりそう」と評するが、化粧っ気はなく、いつもボサボサの黒髪を無造作に括っている。
◆黒衣の女
勒郎の夢に現れ、やがて深いレイヤーで出会うことになる“異世界からの来訪者”。一人称は「俺」。
あらゆる光を吸収するような漆黒の衣を
◆クク(カルナー)
見かけは10歳くらいの女の子だが、
紺のブレザーにチェックのスカート姿で、ショートにした髪からちょこんと逆立つ毛を揺らしている。ぱっちりした目で真っ直ぐ前を見て話す、真面目で穏やかな性格。この物語では数少ない常識人担当。表層現実ではマスコットめいた小動物の姿をとる。小さなキツネかイタチのようなひょろりとした体で、真っ白な毛並みに、頭から背中にかけてオレンジ色の模様がついている。よく魔法少女が連れているアレである。
◆
血の気の薄い顔に、ウェーブがかった長い黒髪を持つ少女。一人称は「私」。
勒郎の隣の中学に通う女子生徒。幼少期のトラウマから誰とも理解し合えないと心を閉ざして生きてきたが、勒郎を唯一の理解者と信じ、一方的かつ強烈な好意を寄せる。比較的テンプレ通りのヤンデレさん。
◆プルシャ
世界の秩序を守護する「
◆ミーアクラア、ガラハド、リエメイ
ジャガナートに惹かれて勒郎のいる世界へやって来た“来訪者”達。
◆
無数の世界を漂う“漂流学園”の少女。制服の左腕に生徒会執行局と記された腕章を付けている。
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