第2話 作家より賢いキャラは書けない?

 たまーに、「作家は自分より頭のいい登場人物を書くことはできない」なんてのを小耳に挟むことがある。


 ま、そうだろうな、書いてる如月がアホなんだから、いくら「こいつの知能指数は1300です(どっかで聞いたことあるな)」つっても、その知能指数1300の某共和国将軍のようなキャラは作れない。書いたとしても「いやこれフツーの人じゃん、どこが知能指数1300なんだよ」とツッコミを入れられるのはどうやっても避けられない。


 しかし、やり方によっては作家より賢いキャラは作れるとは思うのだ!


 まあね、そりゃね、発想自体はその作家と同等レベルが限界だと思うんですよ。作家本人の斜め上45度を行く発想を、登場人物ができるわけがない。


 そこで勝負できるのは何かといえば『スピード』くらいしかないわけで。

 例えば徹底した理論武装属性を持つAというキャラ。それを書くには作者自身が理論派でないと難しいのは当たり前田のクラッカーとしても、それだけじゃあ作者と同等レベルにしかならない。

 だけどね、その理論を構築するのに作者が10日かけたとしても、キャラが一瞬の間に計算し尽くしたとすれば、それってキャラの方が賢くね?


 ……またシロート発言をしてしまったようだな。


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