生物の進化再び

不老不死から5000万年後


スーパープルームが起きてから3000万年が過ぎた。

すでに火山の噴火は治まり、地表面からマグマは消え、雨によって海ができていた。

海ができたことによって酸素が発生し、再び生物が生まれた。


地球の生物歴史上、何度も繰り返されたことがまた起きていた。最初は海中から、次第に生物たちは進化し、陸上へ出るものも現れた。


男はこの生物たちをなんとなく眺めていた。それほどの好奇心もないのだが。

なんとなく、男は海岸沿いに住むようになり、海から出てくる小さな生物を見たり、食べたりすることがあった。

ただ男はそもそも何かを食べる必要がないため、何かを食べて「おいしい」などと感じることはなかった。

何も考えず、ただなんとなく口に入れてみただけであった。うまいともまずいとも何も感じなかった。


男の生活は、大半は何もしない時間であった。

今までと同じく、目の覚めている時間よりも睡眠している時間のほうがずっと長かった。

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