姉妹でイイノ?25話 異世界の詩織達

異世界の詩織達


「た、たたた珠樹は大丈夫でしょうか?」

私達はどうやら違う空間に飛ばされてしまったようだった。

「あんまり、気にしない方がいいわ、ここから抜けだすまでは」

とエスキは冷静に言うどうやらここが何かわかっているようだ。確かにここにいるのは危ない。何故ならここは世界と世界の間、私達より高次元の生物の住まう場所。見つかればひとたまりもない。それにしてもさっきの男ももしかするとこの場所の生き物なのかもしれない。

「さて、どうしましょうか? どうやって向こうの世界に帰りましょうか」

「うーん、どうしようか……って、なんか魔法陣ができてるわね」

「これは……どこに通じているかわからないですから、何とも言えませんが……召喚用の魔法陣のようです」

「……乗る?」

「乗りましょう」

私達は二人同時に足を魔法陣に乗せると、光に包まれた。

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