水
この道が続くなら
この空が果て無いのなら
行き止まりも悔しくないって
宇宙に行けなくてもかまわないって
今、手に入れられるもの全て
掌サイズの零れ落ちる水で
口を潤した
喉を鳴らして飲み込んだ
身体中に巡る何かは
熱く冷たく
感じたり意識できなかったり
歩くたびに重くなる身体
あとから気づく肩の軽さ
意外と世界に愛されていただなんて
思いもよらなかった
そうだ
なんで掌に水があったのか
やっと分かった
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