賑やかなる告白

遠い花だと思っていた

高嶺の花だと思っていた

過ぎたる人だと思っていた

それでも少しでも希望が見えたなら

この言葉が遠くに届くなら

届いたなら


手汗を気にする暇もなく手を握った

距離感を掴めず詰め寄った

かぶせるように言葉を放った

君は困った顔をしながら

もう一度「俺もだよ」と言ってくれた

だから心が止まらない


好きだ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る