318日目 アサシン流、裏技のテクニック
メディエルから貰った媚薬を手癖の悪さから盗んだキルりんが呑み干し・・・・その媚薬の効果が表れたキルりんは息を荒くしてハルトに近づき。
急にナイフをハルトの腹に突き刺していた――――――――
「おまッ!?痛いだろうがバカ!!!ってか・・・どうしたんだよ急に!?
まさか媚薬の効果か!?いやいやいや待て待て媚薬ってゲームの世界だとあんなことやこんなことを簡単に円滑に進めるためのもんだろ!?
何だよ!!このキルりんが呑んだ媚薬って・・・・闘争心を高める効果でも入ってやがんのか!?」
「ふひゃはははは!!!いいですよハルトぉォぉ~~~この液体でテンションマックスでハイって奴ですよ!!!
このままハルトをたっぷりと味わいつくしてやりますよ!!!!ひゃひゃ!!!」
今、目の前で意味不明なことを口走るキルりんの目つきは媚薬の効果によって完全に歪み狂ってしまっており。
またどこからかナイフを取り出したかと思えば2本3本と取り出し・・・・それを使って刺すのではなくハルトの影に向けて投げ込んでいた――――――
「なんだなんだ!?攻撃を外しやがったのか!?お前・・・クスリで狂ったのなら正気に戻させてやるから大人しくだな・・・・」
「外したぁ??何を面白愉快なことを言ってるんですかァ??
ハルトはもう私から逃げることができないんですよォ??
だって・・・影を固定させちゃいましたから♪」
何やらキルりんの言葉にマズさが伝わったのか逃げようと体を前に進めようと足に力を入れてするが一向に足が動かず・・・体も次第にいう事を聞かなくなってきており。
ついに状況を飲み込んだハルトが気が付いたころにはキルりんはハルトの目の前に立っており危険な笑みを浮かべ・・・ナイフを舌で舐めとっていた。
「キルりんお前・・・影縫いとかいう珍妙な技を隠してやがったのか!?
つーかこの状況はマジでヤバいぞ・・・・このままだとキルりんに残虐な行為で好き放題に解剖されちまう・・・・どうにかしないとだがどうすりゃいいんだよ!?」
「さぁ~~てコレでどこから切って行きましょうかねぇ・・・ココですかねぇ?
それともココ??
やはりハルトの大事にしてるアレを・・・・・」
「そこまでだ、キルりん!!!
妙に帰りが遅いと思って探しに来たのだが・・・・何を2人で楽しんでいるのだ??
それにハルトの様子から見るとキルりんの解剖実験セットのメインになっているのか?」
いい所に魔王がハルトたちを探しに来た事が幸いし・・・キルりんに近づこうとした魔王にキルりんはナイフで魔王の影を縫って動きを止め。
再びハルトへナイフを向けるのだが――――――――
「こんなレベルの拘束に私が屈するとでも思っているのか??はぁッ!!!
これで私には通じないことが分かったのなら大人しく帰――――――――
ふむ、ハルト・・・このキルりんは誰かに操られているのか?
それともいつも聞き分けの言いキルりんの遅れてきた反抗期というものか??」
「いや、これには訳があってな。
こうなったら全てを語るがメディエルから薬品を受け取ったんだがそれをキルりんが俺から奪って飲んだんだ。
そしたらこんなドSで危険なアサシンになっちまったってわけだ。」
「反抗期?この私がですか??反抗期ではありませんよ。
だって一方的に行っているのは私の方なんですから。
それに魔王には前々からムカムカしていたのですよそのデカチチに!!!
ですからハルトを美味しくいただく前にまずはその牛のように育ったデカチチの処分からですね!!!」
キルりんは魔王にナイフを向けて攻撃に出ると、それは今までにないくらいの殺意と速度で襲い掛かっており。
避ける魔王の髪を数本斬り裂く程に早く・・・魔王も手を抜いたままではいられないと少し力を出してキルりんをダウンさせると言って攻撃を開始した。
「ちょッ!?お前ら!!!こんな道のど真ん中でドンパチすんじゃねぇ!!!
あぁクソ!!!体が動かねぇしアイツらは怪物並みに戦ってるし・・・・
―――――――――――あぁもう好きに戦ってくれ!!!」
「さすがは魔王、私の速度ではすべて見切られてしまいますね。
ですが・・・コレならどうですか!それッ!!!」
「ふんッ!!!こんな投擲・・・誰が当たるモノ・・・ん?コレは!?写真!?
それもハルトの写真ではないか!?一体どうしてこんなものが!?ハッ!?しまった!!」
魔王はキルりんの作戦にかかってしまい、背後からの強打により意識を失い。
命を奪う事まではせずにキルりんは身動きの取れないハルトの元まで再び戻り。
魔王を倒してきたと告げた。
「んな・・・魔王がやられたのか??あの戦闘面じゃほぼ負けなしの魔王がか??
いや、あんな暴走マシーンを止めるのは不可能だ。
キルりん・・・お前、何かで誘導したな!?」
「はッ!!さすがにメルトのようにバカじゃないですね。
そうですよ?あんな怪物私の手で倒すなんて不可能です。
それに嫌いなのはあのデカイ乳だけであって魔王本人は嫌いではありませんし命は奪っておりません。
ですがこれでハルトを守る者がいなくなったのでお楽しみを始めましょうか。」
そう言ってキルりんは服を脱ぎだしアサシン専用のインナーというべきスーツ1枚になりハルトの体を押し倒して馬乗りにした。
「お、おまッ!?この態勢は色々と誤解を招くから止めろ!!!
俺が社会的に死んだらそれこそ終わりだぞ!?
だから早く俺の上からどいてくれ!!!」
「大丈夫ですよハルト・・・私は慣れていますのでハルトのムラムラが完全に消えるまで付き合いますので。
ですからハルトのこの服もとらなければいけませんね・・・・はぁはぁ・・・」
「いや、その前に戦いの続きだキルりん・・・・
先ほどの写真を用いた私の誘導は見事であったがツメがあまい。
あれよりももっと過激な写真でなければ私を完全停止させることはできないと知れ!!
そしてハルトにしようとしている謎の行為を今すぐやめて最後の戦いをしようじゃないか!!!」
魔王はハルトの写真を胸の谷間に収納して立っており。
キルりんはハルトに何も言わずに立ち上がり・・・ナイフをどこからともなく取り出し・・・魔王へ飛び出して行った―――――――――――
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