145日目 ラッキースケベなハルト
それからして・・・・再び依頼を幾度とクリアしていき。
去年よりも安定した額の依頼をクリアしており・・・・やっと訪れた暖かな春に感謝をしつつハルトたちは今まで貯めた依頼を報酬カウンターに叩きつけると。
報酬は各自の口座に分割して振り込むと言って。
その中の一部である23万ゴールドを現金で受け取ると。
冬場での苦しい依頼を癒すためにハルトたちは酒と酒場でおつまみを買い。
春の風物詩であるチェリーボンボンこと桜を見つつ花見をすることとなった。
「で、私もご一緒してよかったのだろうか??
みんなが楽しそうに出かけていくところたまたま通りかかっただけなのだが。」
「せっちゃんにはユキさんの件とか日頃から色々してもらっているからな。
このくらいの行事に誘わない方がどうかしてるだろ?」
「だな、せっちゃんがいなければホワイトオオカミの群れの討伐に雪かきのイベントの優勝もできていなかったと思うからな。」
「それに少しでも多い方が楽しいですからね。
あと、メルトの介抱の手伝いになってくれると助かりますが・・・・せっちゃんはあまり飲み過ぎないようお願いします。
せっちゃんはせっちゃんでややこしいので。」
「何を言ってんのよキルりん!!こういう時だからこそぶっ倒れるまで飲むに決まッtんじゃないの!!!
さぁせっちゃん!!それにバカハルトに魔王もじゃんじゃん飲むわよ!!!!」
メルトの掛け声にキルりんは木の実ジュースを持って1人ハルトたちのグループから外れると。
近くでやっていたジャージーたち教会グループに混ざると。
そこはそこでリード達がワイワイと花見を楽しんでおり。
ジャージーはリザさんと共に樽酒の一気飲みをしていた。
「アレ??キルりんじゃない・・・あっちのハルトグループから逃げて来たの??」
「えぇ・・・まぁそんな所です。
それよりもリザさんとジャージーは樽で飲んでいますがプリーストのお仕事は大丈夫なので??」
「大丈夫よ~~今日は祝福された日で教会はお休みなのよ~~」
「うあぁ~あぁ~」
祝福された日と言いってもこんなに大量に飲んでも大丈夫なのかと不思議そうにキルりんは木の実ジュースを飲みながら2人が樽の中を空にするまで待つと。
「ふふふ、本当にリザちゃんはお酒を飲むスピードが速いわね。」
「うあぁ~あぁ~!!あ~あう??」
「リザさんすみません・・・私には何を言っているのかわからないのです。
ですがここだけの話で・・・ジャージーに無理矢理飲まされているのであれば拒否してもいいと思いますよ?
体が壊れてしまっては楽しい花見が台無しですからね。」
「ん?リザさんに何話してんの??
それよりキルりん少しは成長したかい??あんぎゃッ!?」
リードは胸をゆっさゆっさと揺らしながら成長がどうとかキルりんに語った瞬間。
キルりんはリードの
騒ぎになる前にハルトたちの元へ戻ると。
メルトたちはシュゴビーをグビグビと飲み干し、せっちゃんは完全に出来上がってしまっており。
すやすやと瓶を抱いて眠ってしまっており。
ハルトは魔王と共にチェリーボンボンを見ながらちびちびと飲んでいた。
「あの2人はどうしたのですか?見てない間にせっちゃんは出来上がってますし。
メルトはチェリーボンボンに話しかけてますよ?」
「あぁ・・・ほっとけ。
あのバカは木が相手してくれるだろうし・・・・せっちゃんの酔いが抜けるまで休憩だ。
それにしてもチェリーボンボンってどこから来た名前なんだ??
俺の世界じゃ桜って言うんだが。」
「チェリーボンボンは昔・・・偉い学者のチェリーと言う娘がピンク色をしたつぼみがボンボンと開くと言ったことからつけられた名前でな。
私もこの名前はどうかと思う・・・それに、今回はハルトの言うサクラの方が聞こえはいいな。」
魔王の説明を聞いたハルトは他にも元いた世界とは違う名前の物は下らねぇ理由で名前が違うのだろうと考えつつキルりんに他の連中の花見はどうだったのかと尋ねると。
ジャージーとリザさんの酒樽の一気飲み対決を見て来たと言うと。
ハルトはこの教会の奴らの考えていることはどこかおかしいと再認識し他に何か面白そうなことはなかったかと尋ねると・・・・・
「そうですね・・・リードの水下に強打してやったくらいですかね。
あのヒーヒー言うリードは見ものでしたよ。」
「キルりんって時々おっかないことするよな。
見た目はまだ可愛げがあるのにどこで道を間違えたのやら・・・・」
「本当だな、慎ましいのは胸だけだと言う事か。」
2人がある部分を見ながらため息をつくと。
キルりんはギャーギャーと騒ぐと、その声に反応したメルトがフラフラと近寄り。
キルりんを押し倒していた。
「ちょッ?!メルト!!!何をしているのですか!!!早くどいてください!!!
ぐぅ・・・何と言う力・・・これでは私1人では押し返すこともできません。
そこで見てる2人・・・できれば助けてはもらえませんか??」
「酒臭いヤツに巻き込まれるのは御免だ。
俺はせっちゃんの様子を見るかな。」
「なら、私はそのハルトがせっちゃんに変ないたずらをしないか見張りに行こう。
だからキルりんは酔いつぶれたメルトを頼んだ。
コレはキルりんにしか頼めない重要なミッションだ。」
2人はキルりんにメルトを頼むとせっちゃんの元へ向かい。
酔いがマシになっているのか起こしてみると、せっちゃんは目がグルグルと回っており。
まだもう少し時間がかかるとキルりんの方を見るとメルトはキルりんに抱き着いていた。
「んあぁぁぁ~~~いい硬さのまくらぁ~~~うひゃひゃ・・・」
「し、失礼ですよ!!!硬さとかいう前にちゃんと膨らみがあるでしょう!!!
ほら!!!ここに二つ・・・・」
「俺には山も影も見えないが・・・・魔王には見えるか??」
「いや、私の目でもちょっと見えないな。
だが・・・そろそろ本当に助けないと大変だ。
ハルト・・・メルトの足を持ってくれ。」
ハルトは魔王に言われてメルトの足を掴んで持ち上げ。
せっちゃんの隣に移動させるとメルトは手をワキワキさせてせっちゃんの大きなものを握りこんでいた。
「ゴクリ・・・・メルトのヤツ止めた方がいいんじゃないのか?」
「おい、ハルト・・・私との温度差があったように思えるのですが??
その辺キッチリ話してもらえませんかね??」
「私がメルトをせっちゃんから遠ざけておこう。
2人は仲良くそこで話し合いでもして待っていてくれ。」
そう言って魔王はメルトを引きずって木の上にぶら下げると・・・下のハルトはと言うとキルりんにナイフで刺されそうになっており。
ハルトは必死に刺されまいと抵抗していると・・・・キルりんに押し飛ばされて
「ん?何だこれ???妙に柔らかいが・・・まさかな??まさかだよな・・・・」
「オイ、ハルト・・・・お前はそこで何をしている?
その手に握り込んだせっちゃんの乳をどうするつもりだぁ!?」
「わ、私・・・知りませんから!!!さらば!!!えぐッ!?嫌です!!私は無関係です!!!全部ハルトがしたことですよ!!!」
木の上から見ていた魔王はハルトがせっちゃんにした行動を見て凍り付き。
木から下りてくると魔王は大剣を取り出してハルトとキルりんを正座させ理由を問いただしていた。
「つまり、キルりんが跳ね飛ばした事故だったと?」
「そ、そうなんだ!!!俺は別に胸を揉むつもりでこけたわけでも何でもないしさ??ノーカンだろ??」
「ラッキースケベハルトはこれだからダメなのですよ!!!
こういう時は魔王!!!しっかりと注意しなければまた問題が起こりますよ!!」
と、キルりんの言葉に耳を傾けてしまった魔王はハルトが悪さをしないように魔王とハルトに紐を付けある程度までしかい行動できないようになっていた。
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