消えてしまった君へ
夜桜ゆき
プロローグ
あの日は本当に突然にあの子が消えてしまった
ある置き手紙を残して
それにはこう書いていた
『ごめんね、バイバイ』
たった一言だけ
涙の跡が手紙には残っていた
俺は何も出来なかった
あの子が、苦しんでるのに気づいていたのにも関わらず
きっと、あの子が相談しに来てくれると思っていたから
何もしなかった
だから、あの子はあの日消えてしまったんだ
俺は最低だ
あの子はとっくに助けを求めて求めていたのに
SOSに気づけなかった
何か出来たはずなのに
ごめんな
俺の"愛していた人"
またいつか会えるなら
謝りたい
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます