思いの果てよ
私は静かにその場に離れた
なぜなら足を進めることができたから
追いていく貴方をチラリらりと見て
足踏みをしているのを知っていた
だから私は一人で歩いた
追いて行った
貴方は悲しそうな顔をしていたけど
甲斐性なしなのはわかってた
いつもの慎重で臆病で
私の背中を見るだけの貴方が
恨めしそうに見ているのを知っていた
分かっていた
でも、きらいじゃなかった
頭の恨めしそうな目
告白もできない根性ナシ
だから追いていくわ
だって追いつこうとしないのだのも
悲しくない苦しくない
泣きたくない後悔していない
だって私は好きな人と決別したのだ
貴方に恋してた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます