思いの果てよ

私は静かにその場に離れた

なぜなら足を進めることができたから

追いていく貴方をチラリらりと見て

足踏みをしているのを知っていた

だから私は一人で歩いた

追いて行った


貴方は悲しそうな顔をしていたけど

甲斐性なしなのはわかってた

いつもの慎重で臆病で

私の背中を見るだけの貴方が

恨めしそうに見ているのを知っていた

分かっていた


でも、きらいじゃなかった

頭の恨めしそうな目

告白もできない根性ナシ

だから追いていくわ

だって追いつこうとしないのだのも


悲しくない苦しくない

泣きたくない後悔していない

だって私は好きな人と決別したのだ


貴方に恋してた

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