第457話カミカゼプテラ救援作戦!(魔王少女物語前編)

 アオイ:今回は4作連動ストーリーの第2弾、新しく入った新ナレーターのユリカちゃんとリレー形式でお送りしていきます♪


 魔界時間13:00 スカイフォード連邦 首都フライティア 総合管制塔


 ボーイング:どうだ?ターゲットは見つかったか?


 アオイ:この方はスカイフォード連邦科学大臣のボーイングさん。カミカゼプテラ捜索作戦の指揮を任されている方の1人です。


 管制官:空間転移のゲートアウト地点は予測出来ますが、何故国から国へと飛んでいるのかは未だに不明のままです。


 エアフォート:カミカゼプテラを追えるのはただ1人、エリック・パペッター大尉のみ。しかし、転移先を予測しそれを追い寸前のところで逃すのイタチボッコではキリがない。何か本格的な対策を練らねば。


 アオイ:この方はスカイフォード連邦の軍務大臣のエアフォートさん。ボーイングさんと2人で捜索作戦を指揮しています。


 ボーイング:何故カミカゼプテラは国外への飛行を続けているのか。


 管制官:次のゲートアウト地点が判明しました!


 ボーイング:場所は?


 管制官:帝王都サタンヘイルダム下部に位置する国・・・シルフィード王国領クリスタルレイクのある惑星シャインです!


 エアフォート:直ちにパペッター大尉を現地に向かわせろ!


 ボーイング:それと、シルフィード王国科学大臣に連絡は取れるか?『彼女』なら何か分かるかもしれん。


 管制官:了解。


『同時刻シルフィード王国領 惑星シャイン クリスタルレイク上空巨大遺跡内部』


 遺跡内に次元振が起こる


 ソフィア:何だい何だいこの揺れは⁉︎


 ピエトラ:じっ、地震⁉︎


 ソフィア:おいおい、空の上で地震はないだろう。コイツは次元振だな。


 ピエトラ:次元振って次元空間内を超高速で通ったり近付いたりすると起きるってアレ?あと次元大震災の時に起こる次元空間内の大爆発で起きるヤツとか。


 煙管をピエトラに指して語るソフィア


 ソフィア:流石は私の妹分、ご名答♪この場合は次元空間内の爆発ではなく空間内をとんでもない速さで近付いてくる奴がいるって事さ。


 更に同時刻 シルフィード王国母星 王都アイリス 軍務省司令室


 静香:何事だ?


 アオイ:この方はシルフィード王国軍務大臣の雹堂静香ひょうどうしずかさん。中央政府軍務省所属時代に氷の剣聖で名を馳せた元女将軍です。


 管制官:それが、この国の領空に向かって物凄い速さで通ってくる超巨大飛行生物があるのです。


 静香:このレーダーは次元空間内をサーチするものの様だが?


 管制官:ええ、この正体不明の超巨大飛行生物は次元空間内を移動しているのです。


 静香:何処に向かってるんだ?正確なゲートアウト地点は?


 管制官:少々お待ちください・・・・・どうやらクルーガー科学大臣閣下のいるクリスタルレイク巨大遺跡のある惑星シャインのようです。


 静香:遺跡内は一切通信が出来ない・・・どうしたものか。


 14:00 シルフィード王国領内 次元空間


 クロノゴン:む?この気配は。


 アオイ:この方は新しくシルフィード王国の巨獣としてアリスさんと契約を結んだ刻を操る巨獣クロノゴンです。


 オトシゴ:なんじゃい、新しいシマ見て回ってたとこじゃいうのに。


 アオイ:こちらもアリスさんと契約を結んだ台風を操る巨獣アラシノオトシゴです。この2体について詳しくはこの本編のシーラント諸島連合国編をどうぞ♪


 クロノゴン:いかん!このままでは惑星シャインに突っ込む!


 刻を止めようとするが間に合わない


 クロノゴン:なんて速さだ!だが間違いない、あれはカミカゼプテラです!


 オトシゴ:おどれ!ワシ等をシカトしてシマに入ろうったぁ、いう度胸しとるのぉ!


 クロノゴン:待て!お前が台風を起こせばあの星にも被害が及ぶ!


 オトシゴ:ならどうせえっちゅうんじゃい!お?


 クロノゴン:一瞬だが見覚えのある奴がプテラの頭に張り付いていました。


 オトシゴ:なんじゃいそれは?


 クロノゴン:おそらく凶獣『シグナルギドラ』の眷属『リモートスネイク』です。


 オトシゴ:凶獣じゃと⁉︎アレは古代種が全部封印したんと違うんか!


 クロノゴン:おそらく何かの弾みで封印が解けたのでしょう。何にせよ凶獣が関わってるなら我等だけでは手に余ります。


『所変わって王都アイリス クラウディア城 謁見の間』


 念波で語りかけるクロノゴン


 アリス:およ?どしたの?


 クロノゴン:大至急お耳に入れておきたい事が・・・


 事情を説明するクロノゴン


 アリス:凶獣、それは危険だね。


 静香:成る程、高速で移動している正体不明の飛行生物の正体はカミカゼプテラだったか。


 謁見の間に入るエリック


 エリック:失礼します!女王陛下、自分はスカイフォード連邦空軍大尉、エリック・パペッターであります!我が国の巨獣カミカゼプテラの件で参上致しました!


 アリス:話は貴国のボーイング科学大臣から聞いています。貴国はカミカゼプテラが飛び回っている原因が分からずお困りだとか。


 エリック:はっ。


 アリス:先程我が国の巨獣クロノゴンより有力情報が入り、どうも原因はプテラの頭に張り付いている凶獣シグナルギドラの眷属リモートスネイクが操っていたようです。


 エリック:凶獣・・・


 静香のデバイスに通信が入る


 静香:失礼、私だ・・・・・何?カミカゼプテラが遺跡の目前で消えた⁉︎


 エリック:また取り逃がしたか。


 アリス:パペッター大尉、この件『私達』に任せてもらえますか?


 エリック:え?


 アリス:勿論、貴方にも協力してもらいます。実は私、ビーストガーディアンズの一員なんですよ♪


 エリック:あの巨獣保護のスペシャリスト集団の⁉︎


 アリス:お任せいただけますね?


 エリック:はい!


『剣聖の皇王』に続く・・・






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