第323話不思議の島のリンネ島
アオイ:シーラント諸島連合国。それは6つの諸島からなる海洋リゾート超大国。大きく分けて6部族が統治しているのですが、1つだけどの部族にも属さない島があります。現地の人々でも決して入る事の出来ない立ち入り禁止区域。一体何があるのでしょうか?
魔界時間10:55 トワイライト島大統領官邸
ジェシカ:リンネ島を調査したいって⁉︎
ジュリア:あの島の半径1000km圏内海域は我が国の法律で立ち入り禁止区域となっています。
圭:彼処にはかなり強力な時空エネルギー反応があります。それも我が国シルフィード王国・・・いや、旧クラウント王国の元領土であった12の国にある『楔』と同じ反応が出ています。
アオイ:この方はシルフィード王国王立研究所クリスタルレイク巨大遺跡研究チーム時空工学部門最高責任者の
ジュリア:この国の建国以来その島には大統領といえど入る事を禁じられてます。
ジェシカ:なんか〜、その島には建国以前からある遺跡があるんだって。詳しくは分からないけど。
圭:文献か何か無いのですか?
ジュリア:確か国立図書館にその島にまつわる文献があったと記憶しています。
圭:閲覧する事は?
ジュリア:我等姉妹が合意すれば問題ありません。
ジェシカ:許可証なら直ぐに書くよ♪
圭:お願いします。
40分後国立図書館
司書:はい、確かに大統領の許可証に間違いありませんね。こちらへどうぞ。
国立図書館最奥
圭:これがリンネ島に関するこの国最古の文献か・・・さて・・・ん?何だこれは?
『輪廻の島に紅き月と蒼き太陽合わさる時、遥かなる時空の彼方より飛来する巨獣在り。刻を操り刻を駆る巨獣の力を借りて遺跡の眠りを覚ます』
圭:その巨獣の名は『クロノゴン』・・・か。
ジェシカ:ならビーストガーディアンズの出番だね♪
圭:ビーストガーディアンズ?
ジュリア:最近頻発している巨獣の異変を解決するべく、魔界宇宙環境保護連盟本部でもある我が国の権限で巨獣のエキスパート達を集め編成された巨獣保護チームです。その中には貴女の国の姫君もいますよ。
圭:杏姫様が?
ジュリア:ええ。彼女達は結成前からビバロン王国を始めとして数々の功績を残しております♪
ジェシカ:ビーストガーディアンズの中に巨獣専門医と生物学者もいるから2人に心当たりがないか聞いてみるよ。
圭:お願いします。この文献の絵を見る限りだとドラゴン系の巨獣にも見えますね。
ジェシカ:あ、ホントだ。
ジュリア:何にせよ彼女達に聞いてみないと。
圭:遺跡調査の件は?
ジュリア:事が事なので、明日6部族長を招集して緊急の閣議をおこないます。それまでお待ちいただく事になりますが?
圭:無理をお願いしているのはこちらなのでいくらでもお待ち致します。
ジュリア:ご配慮感謝します。
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