告白

「好き」


 君が言う。


「貴方のことが、とっても大切で」


 笑みを浮かべながら。


「ずっと一緒にいたい」


 僕を正面から見つめて。


「そう、思ってた」


 ただ、その目は真っ赤に潤んでいる。


「思ってたの。けど」


 目に溜めた涙が一筋、頬を流れ落ちた。


「もう、いい」


 堪らず僕は目を伏せる。


「何も……言わないで」

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