世界の終わり
あの日、世界は終わった。眩しい太陽の光も、髪を撫でる風も、鮮やかに彩る花も、和えやかな君の眼差しも、もう何もない。
だが人々は、何事もなかったかのように笑い、食べ、生きている。
それが酷く不可思議で。それが酷く薄情で。
せめて白く差し込む月明かりから逃れたくて、私は世界の隅で膝を抱く。
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