6.21「solstice d'été」
一年でいちばん遅い夕暮れを、いちばんすき
なあの子と歩いた。今日も、いろいろあった
。――夏至までの十日間は、夢の中で妖精た
ちのダンスパーティーに紛れ込むことがある
らしい。この空の色は妖精が見せてくれてい
るんだよ。勇気を出して言った、僕の言葉は
届かなかった。君もただ夕空を写している。
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