第27話「ラブソングを考える3」
-貧しい唄-
仕事を終えて 家に帰り
お風呂が先か ご飯が先か
それを済ませたら 横になる
そして横になったら 考えてしまう
愛しても 愛し足りないくらいに
愚かで 貧しいこころ
眼に映るものすべてに 考えさせられてしまう
どこかで探してしまう こころ
前提にあるのは 愛
愛がなければ
足りないことを探し出す
愚かで 貧しいこころ
仕事を終えて 家に帰り
だれか 傍に居てほしいと思えど
何気ない習慣の中で こぼれてゆく時間を黙過し
時が来れば 醒めてゆく
愛しても 愛し足りないくらいに
愚かで 貧しいこころ
眼に映るものすべてに 考えさせられてしまう
泳ぎ切った沿岸で見つける
忘れた頃に 立ち返る場所
愛がなければ
足りない場所に 価値を見出す
愚かで 貧しいこころ
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