8 小太郎。164.5cm、56.5kg。ペットロスの最大の治療薬は



 昨年の12月某日、実家で飼っていたパピヨンの小太郎が旅立ってしまいました。享年8歳。


 もともとはやんちゃで甘えたがりな性格だったのが、秋ごろからはハウスから出てくるのを渋るようになったりと、献身的な介護をしていました。


 私はその日は通院日で少し遠出していたので看取ることはできなかったのですが、朝一番で挨拶に出てきたりとか(前までは普通だった挨拶も、この頃にはめったに見られなくなっていました)、たまたま遊びに来た祖母にも挨拶したりとかしてたみたいです。


 最期は、小太郎をお迎えしたときの実家メンバー(私が一人暮らししていた時に小太郎は来たので、小太郎から見れば私のほうが後から来たヒト扱い……)で看取ってくれたそうです。





 小太郎の埋葬(ウチは代々、飼っていた犬の亡骸は、敷地内の庭に埋葬しています。今のところ小型犬ばっかですけど)も終わってから、私はあまり布団から出なくなりました。まぁ、冬だったのもあるけど。

 妹や父も、小太郎が来る前にやっていたネトゲーに復帰したり、なんかもうぐだぐだ。


 週末は一家総出で家中のゴミを片付けているはずなのに、なぜか一家総出で太っていく……。


 たまにペットショップとか見に行ったりもするけど、母は後ろ向きでしたね。二匹も亡くして、次もまた、と考えてたみたいですけど。




 たまに出かけて(というか通院とか買い出しのついで)雑貨屋では犬のぬいぐるみを見て、小太郎や初代犬に似たコを探しては、購入していました。

 (そしてぬいぐるみに「小太郎~」とか話しかける。一家全員。誰も違和感を持たないという……)





 お散歩好きな小太郎もいなくなって、地方の田舎暮らしということもあって、移動はほとんど乗用車です。




 そりゃ太るわ。






次で終わります。

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