2 大学2年163cm54kg。何故かサークル内で「折れそうなヤツ(物理)ランキング」殿堂入り!何故だ!
何だか不名誉なランキングだが。
大学に入学して一年後には、サークルの友人や学科の友人などに囲まれ、割と人生の青春的なモノを経験したと思う。
特に重要なのは、服装に関する好みやこだわりが強く出てきた事だろうと思う。
実家にいた頃は、とりあえずジーパンにパーカー羽織っとけ的な、割とテキトーな服装が多かった。
スカートなんて制服以外で履かない(その制服すらもダサいという完全田舎仕様)という、なんかもう女子辞めたカンジの干物だった。
ところがどっこい、自分の意志で決めた大学に自分の実力で入り、自分の意志で決めた部屋(まぁ学生時代は生活費は親の臑齧りだけど)に住んで、自分で選んだメニューで食事する。
実家にいた頃と比較して、圧倒的に、「自分で」選ぶ、決めるコトが多くなったし、それに対して親も口出しはほとんどしてこなくなった(部屋の汚さだけはゴチャゴチャ言われたが)。
当然、服も自分で選ぶ。基本的に大学に制服は無いし、周りの友人達もなかなかにシャレオツな子が多かったのもあるだろう。
私は、当時大流行りした、ミニスカニーハイに手を伸ばした。んで、着こなした。
初めの3回までこそ羞恥心じみたモノがあっただろうが、入学式にはジーパンパーカー(別にコレが悪いとは言わないが)だった芋が、まさかの身長活かしてのニーハイミニスカだ。
多分、友人のほとんどは典型的な大学デビューだと思っただろうが、それでも私の服装、コーデを褒めてくれた。
で、調子に乗った(笑)
雪国の冬でもミニスカニーハイを貫き、あわよくばブーツもニーハイブーツで揃える。ヒールはもちろんピンヒールだ(実は雪国でのピンヒールは賛否別れるが、履いてみると意外と転ばないものだったりする。踵をそれこそピンのように地面に突き刺して歩けば、転ぶものも転ばない)。
そして、ミニスカニーハイという、「脚」を惜しげなく晒しだした私の服装は、私の身体にも変化を及ぼす。
「見られる」という意識は、いくらポンコツの私にも存在していたようで、高校までの私を悩ませたむくみ脚、ごんぶと脚は、影も形も見当たらなくなった。
おそらく、服装による「見られる」意識も、私の無意識的な「ダイエット」に一役買ったとは思うが、最大の要因は、「食べる量」が適正な量、もしくはそれに少し少ないくらいにまで減少したことも大きく起因していると思う。
実際、実家に帰省したり、戻ってからも、正直母や祖母(別居)、家族達の作る1回の食事の量は、二人姉妹の女系四人家族にしては、かなり多め(同世代男兄弟と同等くらいかそれ以上だったらしい)だった。
それがズボラ干物が頑張って女子してるようなのが独り暮らしにもなれば、適正な量の食事になって、自然と痩せるワケである。
……健康的かどうかは正直わからないが。
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