空
どんより空が、なぜか眩しいこの時に
目を伏せて歩くのは、なぜか情けなくて
どうにか前を向いて歩いている、歩いている
やり遂げたいことがある
それを阻止するものがある
なんとも奇妙な関係よ
私は、空を愛するのに
空は、私を愛してはくれない
曇り空が眩しいのは
この曖昧で表現し辛い現象を
私が、どう描くか覗き見ているからだ
だから私は空を愛してはいるけれど
表現において空を上手く書ける自信がない
だから情けなく恥じ入ってしまう
いつでも、いまでも
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