第117話 魔王と勇者は、日本で初の販売をしたかも?(19)
「はぁ~、あっ」と、いった様子の気のない台詞を漏らしたけれど。両人揃って、最初に儂へと『姉ちゃん、試食をしていいか~?』と、訊ねてきた御主人の真似をして、売り場に用意をしている試食を食べ始め出した。
と、同時に。儂へと試食をしても良いか? と訊ねてきた御主人の方は。
「お姉さん、これはいくらや~?」
と訊ねてきたから。儂は御主人に、「今日は、五袋千円じゃよ」と告げたら。
御主人は、「そうか~、千円か~?」と、気の無い言葉を告げてきたので。
儂は一応、「どうかの~? 今日はお買い得になっているようだから~。儂の主人が先程、そう言っていたから……」とは告げてみたのだが。
やはり御主人は、余り良い顔をしていない。
と、いうことだから。儂は御主人、この度の購入は見送りかのぅ~? と思った。
でものぅ~? 最初の御主人は、直ぐに笑みを浮かべて。
「よ~し、お姉さん~。買うたるわぁ~。自分が好きな物を五袋選んだら良いのか~?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます