青色のぼくら
風化していく記憶を
初めて知った日
うつくしい記憶が
僕を遠くに置いていく
それだけが頼りで
ものすごく
素敵なことのようで
あの時の
胸の苦しさ
体のあつさ
つらくてしあわせな
尊いこと
けれどどうしても
輝く目が
思い出せない
見ていた景色が
何だったのかも
忘れてしまって
あの草木や土の
暖かさだけを
覚えている
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