シャンプー

「かばんちゃん! 髪洗うね!」

「よろしく、サーバルちゃん」


 かばんの髪を洗うサーバル。


「うみゃみゃみゃみゃみゃみゃ」ワシワシワシ


 髪を洗っているとガラガラと扉が開く。

 そこにはアミメキリンが立っていた。


「あなた達はサーバルと……」


 かばんは後ろを向いていたので、アミメキリンはサーバルと一緒にいるのが誰かは分からなかった。

 そこでアミメキリンは推理した!


(毛皮は無い…頭は白くモコモコしてる…もしかして!)


 導き出した結論は…


「あなたは羊ね!」

「全然違うよ!」


 アミメキリンは確認のため前へ回り込んだ。


「あなたは、かばん!」

「ど、どうも」

「私を欺く変装ができるなんて。私もまだまだね。修行しないと」


 アミメキリンはそう言い残すと打たせ湯へ向かっていった。


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