薄明光線

僕が秋を予感したのは

雲の隙間から射す光

薄明光線というその光は

色々な名前で呼ばれているらしい


僕は天使の梯子として覚えていた

天使達が涼しい空気が入った袋を抱えて

梯子で降りてくるイメージ


宮沢賢治は光のパイプオルガンと

呼んだみたいだけど

じゃあ僕は光のハープシコードだ

なんて思ったりして


でもあれ、ハープシコードじゃないか

ハープシコードはチェンバロのことで

チェンバロは僕の好きな楽器だけど

あの光とは違う


ああ、僕が思い浮かべたのはハープか

光のハープ

ちょっと短くて語呂が悪いかな


光の竪琴

日本語にした方がまだ良いかな

でも、光のパイプオルガンには

とても敵わないな

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