薄明光線
僕が秋を予感したのは
雲の隙間から射す光
薄明光線というその光は
色々な名前で呼ばれているらしい
僕は天使の梯子として覚えていた
天使達が涼しい空気が入った袋を抱えて
梯子で降りてくるイメージ
宮沢賢治は光のパイプオルガンと
呼んだみたいだけど
じゃあ僕は光のハープシコードだ
なんて思ったりして
でもあれ、ハープシコードじゃないか
ハープシコードはチェンバロのことで
チェンバロは僕の好きな楽器だけど
あの光とは違う
ああ、僕が思い浮かべたのはハープか
光のハープ
ちょっと短くて語呂が悪いかな
光の竪琴
日本語にした方がまだ良いかな
でも、光のパイプオルガンには
とても敵わないな
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます