第十回 小説を読む目と書く力はイコールだろうか

 小説を読む目と書く力は別であろうか。


 僕は別だと思う。それは著名な映画評論家が映画監督ではないように、サッカーの名監督が、プロ経験どころか選手としての経験が無くても務まるように、読む目と書く力は別物だと思っている。


 なので自作を酷評をした読者に、

「じゃ、てめぇの作品を見せてみろ」

 と言うのは、野球のヤジに対して

「貴様がやってみせろ」

 というものだろう。


 だが、酷評を受けた際に、

「じゃ、てめぇの作品を見せてみろ」

 と思うのは仕方ないし、大いに理解できる。しかし、それを口にしたら終わりという気もする。


 なので、もし自分がそうした酷評を受け、それが納得できないものであった場合は、


「こいつ見る目ねぇなぁ」


 で済まして、口笛吹いてエロ動画を見る事にしている。


 とことん、論戦するのもエネルギーの無駄な気もしますしね。何が有用な手段があれば教えてくださいまし。

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