第2話 トイレの前に立ちはだかるもの

コインランドリーから出て、車を走らせると、もよおした。

ちょっと緊急な感じがして、コンビニよりも近くにある市役所のトイレを使おうと思った。


駐車場に止まっている車が少なく、業者っぽい車だけだったのが気になったが、

そんなことを深く考えている余裕は無かった。


しかし、入口の自動ドアが開け放たれていた。


そして、その先には

掃除用の機械と濡れた床が行く手をふさいでいた。


しかし、こちらも緊急事態である。


「ここは役所だ。入っちゃ行けないなんてことは無いはずだ」


そう自分に言い聞かせ、掃除をしている人と機械をよけ、足をすべらさないように気をついけながらも、早足でトイレに向かった。


なんとか、用を足し、安心することができた。

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