朝…と言えるのか、

時刻はもう正午を廻っている。


今日こそは…と、何が変わるのか

自問自答、いや考えるより前に答えはもう出ている。


惰性の一日を生きる。何よりの苦痛だ。


「今を変える!」「明日を変える!」なんて洗脳されて

目を輝かせながら血反吐吐いてる奴らが嫌いだったけど、

今思えばあれの方がマシか?


いややはり物事には限度と言うものが(また言い訳か?)

所謂「もう一人の自分」の声がうるさい。


変われない自分、踏み出せない自分。

ずっと同じ、いや、少しずつ堕ちていること。

感じている。


何時からだ?

いやずっとかもしれないね。



1番幼いころの思い出は保育園児。

その頃から俺は心を閉ざしていた。


誰とも話せない。

それでも1人だけ友がいたような。


その子とばかり話していた。

そんな記憶。




人と話す、自分の素を曝け出すのは今でも怖い。

上手い方法がわからない。

俺は嫌われ者だから、心の奥を知られたら

やっぱりみんな離れていく。そう思う。思ってしまう。



あの日あの子を泣かしたのは憎しみなんかまったくなくて

気付いて欲しかったから。


あの日君が消えたのは俺が・・・。


うまく表現できないや。


見たくない・・・感じたくない。

だからまた記憶に蓋をする。


嗚呼変わらない今日が終わる。

サヨウナラ。


続く。

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