第7話:あとがき

 かくして、エピソード:ジュブナイル第7話は完結した。PCたちが鬼畜エネミーに無事に勝ってくれて、正直ホッとしているGMだ。


 今回の敵は、FHのマスターエージェント。しかも大量のダイスと《妖精の手》に物を言わせたドッジ型。これはGMにとっても大冒険なビルドであった。もしエネミーのダイス目が走りすぎた場合、一方的にPCを完封する事態になりかねないためだ。

 PC敗北の可能性が高めなクライマックス戦闘ではあったが、PCたちの奮戦の結果、無事にエンディングを迎えることが出来た。GMとしては、自分のダイス運の低さとローザの回避能力の高さに賭けて、これに勝った結果である。


 それにしても。最近ローザのヒロイン力がストップ高だと思うのはGMだけであろうか。

 言葉の端々に昭人を大切に思う気持ちを感じさせるRPは、正直、中の人に賞賛を送りたい。

 一方の昭人も、記憶の解放と共に不安定になりつつ、確実にローザとの絆を深めている描写を挟んでくる。油断も隙もないとはこのことだ。

 この二人が、一体どのような関係へと進展していくのか。それは誰にも、GMにもわからないのであった。


 そして、次回の予告をしておこう。

 読者諸氏の中には、第1話の目次前に表示された「第1章」の文字を不審に思っていた方もいらっしゃるだろう。その文字の通り、このキャンペーンは複数の章から成り立つものだ(成り行きでそうなった)。

 そして! 次のシナリオ、つまり第8話を持って、エピソード:ジュブナイルの第1章は終幕を迎える。少年少女の物語(ジュブナイル)は、一体どこへ向かって加速していくのか。

 次回も楽しみにしていただければ幸いである。

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