第5話:あとがき

 こうして、エピソード:ジュブナイル第5話もまた無事に完結を迎えた。今回もPC達の奮戦努力に、惜しみない拍手を贈りたいところだ。


 今回のシナリオを作成するに当たり、実は1つ、とても大きな問題があった。ずばり、NPC緋蜂紅のキャラをどう再現するかである。

 元々、緋蜂紅は公式リプレイの主人公であり、しかも中の人は“あの”佐藤有世さん。主に天然方向に突っ切ったキャラ性を、一体どうやって人工的に表現すればいいのか。大いに悩んだGMことイズミユキは、結局リプレイ・メビウスをシリーズ全巻読破してシナリオに臨むことで、どうにか紅っぽいロールプレイを再現したという次第だ。ちょっとした愚痴になってしまうが、これが中々に大変な仕事であった。

 しかしそのかいあってか、GMによる紅のRPはPL達には好評であった。実に嬉しいことである。


 このシナリオでは、二人の公式キャラクターを主軸として物語が展開する。一人は先に語った「緋蜂紅」。もう一人は、みんな大好き「春日恭二」だ。魅力溢れる二人のキャラクターによって、このシナリオは成り立っている。

 GMのRPが読者諸氏のイメージするキャラクターと違っていても、「この卓ではそうなんだ」と大目に見てほしいところだ。


 さて、ここで次回予告だ。次回のシナリオでは、ローザシャドウとの決戦が発生する。だからこそ、紅というキーパーソンを第5話で登場させた、という側面もある。

 ずっと憧れていた人物と絆を結び、昭人ともさらなる友情を育んだローザは、果たして己のシャドウとどう相対するのか。楽しみにしていただければ幸いだ。

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