第1話:メインプレイ:マスターシーン
GM:さて、君たちが転校してきた数日後の、放課後のことだ。
陽介(GM):「やべーやべー。この間も帰り遅いって怒られたばっかだってのに。ったく、プリント整理くらい先生がやれよな」
GM:ぼやきながら、陽介は帰路をショートカットして路地裏を小走りで進んでいく。そんな陽介に、聞き覚えのある声がかけられる。
陽介シャドウ(GM):「そんなに面倒ならサボっちまえばいいのに。お人好しだねぇ、俺」
昭人:あ~。
ローザ:シャドウさんだー!(笑)
陽介(GM):「え……誰だ?」
GM:路地裏に人影はない。だが、その“陽介に似た声”は続く。
陽介シャドウ(GM):「誰って、俺はお前で、お前は俺さ。振り返ってみろよ」
GM:振り返る陽介の視界に、路地裏の窓ガラスと、そこに映る自分の姿が入る。そして、窓ガラスに映った陽介の影が、ひとりでに口を開き、喋りだす。
陽介シャドウ:「よう、俺。点数稼ぎは充分だろ? そろそろ俺と替われよ」
GM:ここで陽介シャドウが《ワーディング》を発動。陽介はエキストラ扱いとなる。
昭人&ローザ:ただのカカシですな。
GM:お前ら仲良しかよ……(笑)
GM:窓ガラスから陽介の影が腕を伸ばし、そのまま陽介を鏡面の中へと引きずり込む。
後には、陽介が落としたカバンだけが取り残された……。
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