夕焼け咀嚼
バリバリと噛み砕いた夕焼けの紅さはとってもとっても甘かった。
甘すぎるので長く伸びた影も摘み上げ、一緒に口に放ったら、ほろ苦さが増えたお陰で丁度良い。
パクパクパクパク。
とまらない。
気が付けば人っ子一人いなくなり、辺りは夜になっていた。
美味しい時間はまた明日。
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