貴方だけの白亜のシチュー

高慢なる真紅は蕩ける白亜で色褪せるまで煮込みます。

首ではなく野菜を刎ねて、

総毛立つ血溜まりよりも心休まるシチューを作りましょう。

ゆるやかに身体へ浸透する温もりは愛しいヴェール。

どうかこの瞬間だけは

偽りに囚われず貴方自身でいてください。

穏やかな味は、

真実なのですから。

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