私のハンバーグ

食べたいのは私自身。

産まれる前から共にあった私自身。

素材の味をしっかり活かしてくださいな。

銀のトレーに見慣れた頭を乗せてお願いする。

深い深い沈黙の後、猫頭のオーナーはそっと頷いた。

出されたのはハンバーグでした。

ハッピーバースデー。

ようやくこれで私は一人になれる。

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