第18話「さとるくん」「トイレの花子さん」「カーネルサンダースの呪い」

「さとるくん」


公衆電話に10円玉を入れて(100円やテレカではだめらしい)自分の携帯に電話をかけ、こう呪文を唱える。


「さとるくんさとるくん、おいでください」「さとるくんさとるくん、おいでください」「さとるくんさとるくん、いらっしゃったらお返事ください」ここまで一語一句間違えずに正確に唱えたら公衆電話を切り、自分の携帯の電源も切る。


これで全ての準備は完了だ。ここまでの動作を間違いなく行えていれば、24時間以内に電源を切ったはずの自分の携帯電話に「さとるくん」から電話がかかってくる。


「さとるくん」からの電話に出ると「さとるくん」は「今、どこどこにいるよ」と自分のいる場所を告げてくる。その後、電話は何度もかかってくるのだが、そのたびに「さとるくん」のいる場所が自分のところへ近づいてくるのだ。


そしてついに「さとるくん」から最後の電話が入る。「今、後ろにいるよ…」この時「さとるくん」は一つだけどんな質問にでも答えてくれる。「さとるくん」はその質問が過去の事であろうと、未来の事であろうと何でも正確に答えてくれる為「さとる」くんというのだそうだ。


ただしこの時、すぐに質問が思い浮かばなかったり、後ろを振り返ったりすると「さとるくん」にあの世に連れて行かれてしまうそうなのでご注意を。


「さとるくん」を呼び出すときは、質問をあらかじめ決めておくのが良いだろう。





トイレの花子さん


小学校のトイレの三番目の個室トイレに3回ノックをし、「三番目の花子さん~」と言うと誰も居ないはずなのにその個室から、かすれたような女の子の声で「は~い~」と聞こえてくるという。


おかっぱで赤いスカートが定番の花子さんにはモデルとなった少女がいたという。


「花子」という名前の少女が小学校のトイレの三番目の個室で用を足していたときに落石、誰かに殺される、または戦時中の話で爆撃にあった類・・・様々な要因で亡くなってしまい幽霊として出るようになったという話が語られている。


また学校が大好きだったという。故に全国の小学校に出現しているのかもしれない・・・






カーネルサンダースの呪い


以前阪神が長く優勝から遠ざかっていたとき、その原因はケンタッキーの創始者であるカーネルサンダースの呪いのためだと云われていた。


昭和60年の阪神優勝の際に興奮した阪神ファン達がカーネルサンダースをバースに見立て胴上げを始め、そのまま道頓堀にカーネル像を投げ入れたために、その怒りをかったのだ。


そして長らく優勝から遠ざかることに。


捨てられたカーネル像は海で魚を食べながら巨大化して回遊し続けているという。

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