No.4

私の部屋に、魔法使いがやって来た。


自称、魔法使い。


古ぼけた服を着て、


何処もかしこもボロボロな。


「貴方なんかに、


私の願いがわかるわけない。」


だって、何処をどう見ても、精々低級魔物。


そして、何より魔力を微塵も感じなかった。



「わかるなら当てて見なさいよ。」


わかる筈無い。


そう思っていたのに、


貴方は…


「友達が、欲しいんでしょう?」

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