大好きよへの応援コメント
今日も僕はロックオンされる!
ああ、今日は眠れないわ。
大好きよ、私のターゲット♫………………。
大好きよ、私のターゲット♫♬………………。
お隣の芳美お姉ちゃんは、毎日病院を抜け出して来ては僕のお家の庭で、おっきなお人形さんを抱っこしてこうブツブツ言っている。
ダメッ!見ちゃダメ!!知らん顔してなさい!!!っとお母さんは言うけど、芳美お姉ちゃんはとても綺麗なお顔をしているので僕は大好きだ!
そしてお姉ちゃんを見つけると僕はこう言う
「芳美お姉ちゃん!一緒にお家に帰ろう!」
すると芳美お姉ちゃんはブツブツ言うのをやめ、天使の様なステキな笑顔でこう言うのだ。
「うん!といち君今日も一緒にお手手繋いで帰ろうね〜。」
そう言うとお姉ちゃんは僕の手をギュッと繋いでくる、繋ぎ方と言えばいわゆる恋人繋ぎと言うやつだ。
小学生とは言えさすがに大人の女の人と手を繋ぐのは恥ずかしいので、一度普通の繋ぎ方にしようとしたら、急に不機嫌になって恐い顔をして睨むのでそれからはガマンしている……。とりあえず恋人繋ぎさえしていれば、お姉ちゃんはすこぶる機嫌が良いのでまぁいいか!
今日あった学校での事を話していると、時期病院に着く。そこで何時も守衛さんか看護師さんにお姉ちゃんを引き渡す。すると「といち君今日もありがとうね。」と言ってぼくにちっちゃい袋のポテチをくれる。僕へのお駄賃だ。そしてそれを食べながら家に帰るのが僕の毎日の日課だ。
ある日、学校から帰って庭へ行くと、お姉ちゃんがいない!僕は慌てた!!覚えがあったのだ。
昨日病院へ帰る途中、クラスの女の子達と出くわしたのだ。その時僕は恥ずかしくて繋いでいた手を思わず振りほどいてしまったのだ。
お姉ちゃんは驚いた顔をし、凄く悲しい顔をして俯いてしまった。そしてそのまま病院に着き、昨日は別れてしまったのだ。
お姉ちゃんに嫌われちゃったかも知れない!そんなの絶対イヤだ!!僕は必死になって近くの公園や広場を探し回ったけどお姉ちゃんはいない!どこ行っちゃたの?!!
僕はあきらめて病院に重い重い足取りで向かった。きっと嫌われたんだ……………。
病院に着くと看護師さんが僕に気づいて
「あれ?どうしたの?芳美ちゃんなら今日は大丈夫だよ。抜け出そうとしているところをたまたま、遅番の婦長さんに見つかって連れ戻されたの。だから今、病室にいるよ。」
僕は昨日の事を看護師さんに話した。すると看護師さんは気を利かせてくれて、お姉ちゃんに面会させてくれた。
僕は病室の外からこっそりと中を覗いてみた、するとお姉ちゃんは何時もの様におっきなお人形さんを抱いて
「ああ、今日は眠れないわ。
大好きよ、私のターゲット♫……………。」
その姿を見たその時、僕は芳美お姉ちゃんに向かって走り出していた!そしてお姉ちゃんに夢中で抱きついた!
お姉ちゃんはビックリした顔をしていたけど、抱きついたのが僕だと分かるとニッコリ微笑んで、優しくそして強くギュッ〜っと抱きしめてこう言った
「ああ、今日は眠れないわ。
大好きよ、私のターゲット♫……………。」
「??………………………???。」
僕はきっと一生芳美お姉ちゃんから離れられない…………。いや、逃げられない…………。
そして今日も僕は芳美お姉ちゃんを病院へ送って行く。ただ送っているだけではないのだ!これは僕と芳美お姉ちゃんを繋ぐ大切なキズナ!大好きな大好きな僕の芳美お姉ちゃん!!
「ああ、今日は眠れないわ。
大好きよ、私のターゲット♫……………。」
僕は今日もポテチを食べる。
「でも〜…………。芳美お姉ちゃんはいったいなんの病気なの?」
といち
作者からの返信
芳美お姉ちゃんは一体何の病気だったんだろうね、といち君。
そういう難しいことは大人に任せておけばいいんだよ。
君は芳美ちゃんをここに連れてくる、それだけでいいんだよ。
余計なことは考えなくていいんだよ、といち君。
さあ、今日もポテチをあげようね。
ってチョイとお客さん!
別の話が混じってますけど!!!(笑)
大好きよへの応援コメント
か、かっこいい~!
作者からの返信
あなたにも照準合わせちゃおっかな♡(=死)